日本銀行が「市場に流すお金の量を2年で2倍に増やす」という大胆な金融緩和策を決め、今日の東京株式市場では幅広い銘柄が買われた。
日経平均株価の終値は、前日比199円10銭高の1万2833円64銭と3日連続で値上がりし、4年7カ月ぶりの高値水準となり、取引時間中には一時、1万3000円台に乗せる場面もあった。
就任したばかりの黒田総裁は「重大な副作用が直ちにあらわれる可能性は極めて薄い」と昨日の記者会見で説明していました。しかし、株や不動産のバブルや、物価が上がるのに給料が上がらないといった懸念は拭えない。
景気回復を願う気持ちは与党も野党も地方議員も変わらないと思うが、金融緩和の効果は遅れて出てくるだけに、今後長期的な緩和継続となった際に物価上昇に歯止めがかからなくなること等も懸念されるし、数カ月経って追加緩和と言われたときに、いったい何を出してくるのかという心配もある。
見極めるまでにはもうしばらく時間がかかりそうだ。