2月16日から19日まで県議会日華友好議員連盟団の一員として台湾を訪問致しました。 台湾は私は今回初めてでしたので、多くのことを学ばせて頂きました。
今回は、静岡県議会議長、知事戦略監兼企画広報部長をはじめとする静岡県訪問団と危機管理監率いる危機管理団、そして島田市や御殿場市の民間団と私たち日華友好議員連盟団の4団体が合同で訪問し、静岡県台湾事務所が色々仲介をしてくださいました。
今回の訪問の目的ですが、嘉義県を訪問し、多分野における友好交流の促進と台湾北部における民間外交支援事業の実施、そして、県危機管理部と台湾の自治体との防災に関する相互応援協定の締結です。
私たち一行は、16日に台北桃園空港に到着し、台湾新幹線に乗車、台湾新幹線は日本の新幹線と似ていて乗り心地も快適でした。
約1時間で嘉義駅に到着、そこから車で約2時間山道を登り阿里山に向かいました。 阿里山は山です。いえいえそれはあたり前ですが阿里山国家風景区は15の山々からなる国定公園です。そのうちの一部が「阿里山国家遊楽区」に指定され日の出、夕霞、雲海、鉄道、神木の五大奇観が有名ということです。樹齢1000年を超えるタイワンヒノキが多く自生しており、靖国神社の神門や東大寺大仏殿の垂木などにも使われているということです。また、今回この阿里山に来た目的は静岡県と共通するお茶の産地ということで、この地の風土から生まれるお茶は大変美味しいということで多くの茶畑と製茶工場を見ることができました。
この日の台湾は非常に寒く、日本でも積雪の心配があるくらいで、まさかと思うくらい坂も多かったのですが、阿里山は非常に寒く、それに暖房設備も普段温かい土地柄だからかもしれませんが十分でなく、周囲は自然に囲まれ魅力いっぱいではあるのですが、夜はそれ以外はコンビニさえもなく布団にくるまり早く寝ました。まぁそういう時もあっていいとも思いましたが。
翌朝は阿里山国家遊楽区を御神木等を見つつ、海抜1800メートル以上の美味しい空気を吸いながら散策し、地域のお寺なども立ち寄りました。
さて、17日は朝、阿里山を後にして、嘉義県議会表敬訪問を行いました。 嘉義県議会では、まず多くの議員と職員の皆様にお出迎えをいただき驚きました。それに立派な議会棟でした。 張明達副議長さんと黄尚文秘書長さんはじめ、嘉義県議会議員のみなさま大勢ご対応いただきました。
私たち議連の三ツ谷金秋団長が挨拶、団長は、「2009年10月に日華友好議員連盟を設立、様々な交流の活動を行い、なかでも嘉義県の皆様とは、嘉義県が熱心に日台交流に取り組まれていることによると思う。嘉義の豊かな自然風景や芸術文化に触れることができ、改めてその素晴らしさに感じ入った次第。
静岡では、来年3月から6月まで花と緑の祭典「浜名湖花博2014」を開催し、嘉義の皆様のお越しをお待ちしています。これからも両県の共通の茶文化や、山、防災分野、野球などの青少年のスポーツ交流など意義ある交流が進むように尽力していく」と挨拶がありました。
黄尚文秘書長さんのご挨拶では、「皆さんようこそ嘉義へ。東日本大震災から岩手県平泉町の中学生をホームスティに招待して、2年連続して海外留学生交流事業におきまして現在台湾の嘉義県でも日本との交流を注視しております。
今年の3月12日は黄尚文秘書長はじめ中学校の卒業式に参加します。ここ数年来観光には力を入れていますが特にこの3年間は静岡県に力を入れており、嘉義県でも静岡県が最も訪ねたいまちになるよう期待しています。静岡県と嘉義県も観光産業資源において共通点が多くあります。阿里山と富士山、高山茶と緑茶、阿里山森林鉄道と大井川鉄道、ほかにも桜や蕨があるなど多少の違いはるもののとても良く似ています。されに昨年、嘉義県空港と静岡空港への直行便が就航し、嘉義県と静岡県には大変深いつながりがあると言えます。また嘉義県にきてください。」とご挨拶いただき、各参加者の紹介がおこなわれました。
とても和やかな雰囲気の中で交流をさせていただき、各議員さんとの名刺交換もさせていただきました。