9月21日県議会9月定例会初日、台風15号の上陸に伴い、本会議終了後予定されていた議会運営等改善検討特別委員会は急遽延期となりました。
その他、予定されていた午後の研修や懇親会等も全て延期となり、会派の窓から外を見ると画像の通り、県庁前の街路樹が台風の影響で倒れ乗用車が被害を受けていました。
会派控室にてニュースを聞きながら、悪化する状況に不安を抱きネットで交通網の情報収集をすると、かろうじて新幹線は熱海静岡間は動いていそうでしたので、先輩議員と共にJR静岡駅に急ぎました。静岡駅は混雑した状況で、上下線とも残念ながら新幹線は見合わせている状況、JR職員に今後の運行状況を聞くと在来線の熱海発が間もなく出発する情報を得て、慌てて飛び乗りホッとしたのも束の間、清水駅に停車後停止信号、その後天候は更に悪化し、約7時間清水駅で電中で状況を見守ることとなってしまいました。
車内では先輩議員とも相談しながら、色々な選択肢を模索しながらもこの後さらに最悪の結末になろうとは、この時予測ができず、新幹線を待った方が速く熱海に着いたのかも知れないと、そのことを後悔するものの、何時か動くだろうと思っていました。しかし、一向に動く様子はなく、ただ午後6時を過ぎて雨風が収まり出して暫くすると、車内放送の内容に変化があり、線路点検後に発射予定ということでしたが、まだはっきりしないという放送でした。
ここまで来るとあきらめ半分、開き直りといいますか、県庁では当初から新幹線が不通となっていた浜松方面の先輩同僚議員が『戻ってきたら』と心配していただきましたが、ここまで待ったのだから帰るしかないと意地を張ったことが更に窮地に追い込まれることとなり、なんだか悪いドラマのような展開に・・。地元の状況も心配だったことから、家族や友人等に熱海の状況を聞きつつもどうすることもできない不自由さを感じました。依然動く気配がないことから、一時駅の駅構外に出て先輩議員と駅前で夕食を取り、また電車内に戻りました。既に天候は回復に向かっている状況で雨風はやんでいました。夜9時を過ぎた頃に、もうそろそろ動くのではないかと思っていたら車内放送が流れ、状況は急変、富士川の水位が依然危険水位で今夜はとなりの興津行きに変更、熱海までは行かないというアナウンス。その後は先輩議員と駅を出て、バスやタクシーなどの交通を調べるものの、車も渋滞という情報で帰るすべはなく、仕方なく、清水駅前のビジネスホテルに泊まろうと数件あたったものの全て満室・・なんだか更に嫌な予感。ここまで来ると、もう帰宅は断念し、清水静岡間の静鉄線が動いていたため、その電車に乗り込み静岡へ戻り、結局、ホテルもどこも満室状態でしたが、会派の先輩議員等から情報も頂く中でなんとか宿泊先を探しましたが、この日熱海には戻れず結局帰宅困難者となりました。