6月27日、静岡県議会6月定例会の一般質問での県の回答について、その1に続いてそのほかの質問について、ご報告致します。
今回は大きく7項目について県の考えをお聞きしました。
質問要旨は
2 首都直下地震の被害想定公表後における伊豆東海岸の津波対策について
3 伊豆半島ジオパークの世界認定を見据えた公衆無線LANの整備促進につい
て
4 動物の殺処分頭数を減らす取り組みの推進について
5 伊豆縦貫自動車道の大場・函南インターチェンジから仮称函南インターチェ
ンジ間の整備について
6 熱海高校の魅力向上の取り組みについて
7 振り込め詐欺等の特殊詐欺対策について
1.2.3については、昨日要旨をご報告致しましたので、その他の4.5.6をご報告致します。
動物の殺処分頭数を減らす取り組みの推進については、宮城島健康福祉部長から、本県では、動物愛護管理推進計画を策定し、動物愛護団体と連携して、犬猫の譲渡会の開催や県ホームページにおける迷い犬情報提供による飼い主探しなどにより犬猫の殺処分頭数を減らすことに努めている。
現在、平成35年度までに殺処分頭数2,500頭以下にする目標を前倒しで達成するため、犬猫の動物愛護ボランティアの育成や市町における飼い主のいない猫の不妊去勢手術費のボランティアへの助成の働き掛けを行うなど、計画を着実に推進している。
また、環境省から発表された「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクトアクションプラン」については、既にTNR活動や動物愛護教室など、かなりの取り組みを本県の推進計画において実施中ですが、自治体をまたぐ広域的な犬猫の譲渡の推進などについては、今後詳細が示され次第、国やボランティアと連携して取り組んでいく。
今後とも、関係団体やボランティアと連携して動物愛護活動を推進し、広く動物愛護思想を根付かせることにより、動物の命が尊重され、人と動物とが共生できる社会を築いてまいる。」とご答弁いただきました。
時間の都合で、再質問はできませんでしたが、25年度の殺処分数を見ても、県と市町やボランティアの皆さまの成果が数字に表れていますので、その部分は高く敬意を表すとともに評価しつつ、特に猫に対しての更なる取り組みについては、同僚議員と調整して委員会での議論を考えたいと思います。
次に、伊豆縦貫自動車道の大場・函南インターチェンジから仮称函南インターチェンジ間の整備についてです。
この回答は、野知交通基盤部長からいただきました。
「現在、河津下田道路や平成30年度の開通が公表された天城北道路の整備が国により進められており、東駿河湾環状道路や伊豆中央道、修善寺道路等と接続する信頼性の高い南北軸の早期構築に向け、より一層の整備促進が必要。一方、大場・函南インターチェンジから仮称函南インターチェンジまでの区間の整備については、熱海市、伊東市など伊豆東海岸から半島中央部へのアクセス性を向上させ、函南町市街地における交通円滑化にも効果を発揮するものと考えられる。県としては、当区間の着工については、東駿河湾環状道路の開通後の交通状況の推移や、河津下田道路や天城北道路の進捗状況を踏まえながら、国との調整を図っていく。」との答弁でした。
続いて、熱海高校の魅力向上の取り組みについては、安倍教育長から回答があり、「本年度、熱海高校では熱海市や地元の要請に基づき、県教育委員会、熱海市、学校及び後援会などで構成する懇話会を立ち上げ、魅力的な学校づくりについて関係者と連携し、協議することとしている。
このような状況の中、先の熱海市議会6月定例会において、中断していた「さくらの名所散策路の整備事業」の残りの区間についての工事再開が決定された。
県教育委員会としては、「さくらの名所散策路」が完成すれば、新たな通学路として活用することができ、急峻な坂道の上り下りの負担軽減や通学時間の短縮、また、安全面から生徒の通学環境の向上に大きく寄与するものと期待しているところ。
議員御提案の散策路から熱海高校に直接つなげるための通路につきましては、民有地内の整備が必要なことや、地形的な問題も踏まえて検討していく必要があると考える。」との答弁でした。
(振り込め詐欺等の特殊詐欺対策については後日ご報告致します。)