昨日から野田首相の党代表任期満了に伴う民主党代表選(10日告示、21日投開票)をめぐり、これまで出馬に慎重な姿勢を取ってきた細野豪志環境・原発相が、出馬する方向となったというニュースが駆け巡っている。
細野大臣とは、議員当選以来親しい仲にあり、色々私の議員活動ではお世話にもなっている。熱海市や伊豆半島にも支持者は多い。なぜなら以前は細野大臣の地盤であり選挙区変更で、この熱海を含む伊豆半島は現在静岡6区となり渡辺周防衛副大臣の地盤と変更となったことから細野大臣を過去支援していた皆さんも多いことから、この代表選を注目する人は多い。
画像は2年前の熱海市咲見町で鎌田武俊熱海市議との街頭演説の様子。もう一枚は網代での街頭。
まだ出馬は決まったわけではないが、細野議員は、いつかは総理になる人材であると思っていた。しかし、こんなに早くそのチャンスが来るとは思わなかったが、いずれにしてもチャンスがもしも来たのなら、国民のための政治改革を志した初心に戻り、その能力を十二分に活かし、全力で頑張ってほしい。是非代表選での演説を聞いてみたいと思います。
視察2日目の4日は、ビジネスで地域を元気にする取り組みとして神戸市産業振興財団で企業家をバックアップする神戸市開業支援コンシェルジュなどの説明をいただきました。
神戸市産業振興財団は神戸市の外郭団体で神戸市が100%出資。平成4年に財団設立、このセンターは5年に設置された。
創業・新事業支援、商業支援、ものづくり支援、販路開拓支援を軸にわかれている。
未創業の方々への支援は未創業から創業期3~5年の不安解消や創業にイロハの相談などにのる神戸開業支援コンシェルジュがメニューをそろえて対応している。
起業から企業へとするSTEPUP!として6つのメリット、1.ワンストップ相談 2.起業家のネットワーク 3.支援の組み合わせ 4.スキルアップ 5.オフィスのステップアップ 6.24時間使用可能オフィスといった支援が受けられる。
インキュベーション施設では、創業準準備期・スタートアップ期・初期成長期に分けてオフィスレンタルをおこなっている。
創業準部オフィスは税・光熱費・共益費込で月額利用料6000円、スモールオフィスは最長2年とし、月18000円、企業育成室は10名程度の完全個室オフィス約39~87㎡最長で5年まで借りることができる。立地条件からするとやく80000円~190000円という価格で格安である。
神戸市としてのメリットは、卒業企業の神戸市定着・成長により市内雇用・税収の増加が見込めるという点。
平成23年末卒業企業数は225社(創業準備115社・スモール60社・育成室50社)入居の9割以上が事業を立ち上げて卒業し、起業育成室から1社が上場にまで至っている。
KOBEドリームキャッチプロジェクトについては、17年にスタート、ターゲットは新事業を展開する中小企業でオーダーメイド・コンサルティング支援と「目標=新事業の成功」を企業と行政で共有するしくみ。プランが審査で認定されると、資金調達、販路開拓、広報、オフィスや利用工場のサポートが受けられます。
審査の基準は、“イノベーション(新しいアイディア)”はあるか? 既存事業にとらわれない新しい発想のビジネスプランで今まで無かった価値を生み出すようなアイディアを待っている。
決算提出を義務化しているということでしたが、8割が神戸市内で継続し、認定時より6割が売り上げ増加、雇用も6割増加ということで、税収や市内雇用についても平成23年で純増171名となっている。
創業事例もご説明いただき、ました。夫婦の夢で起業した例や海外経験を活かして起業した例、二代目社長の奮闘例などお話いただきました。
静岡県でもインキュべートセンター制度やふじのくに新産創出プロジェクトなど類似の取り組みはありますが、更に改良のヒントにできるように今回の視察を参考にしいと思います。
委員から産学官の連携が記されていたが具体的例はどのようなものかには、経営面と技術面の両面があり、経営面につきましては大学の経営学部と提携している。経営学の理論的なお話が伺える専門講義を創業事例など学生等にしてもらっている。長期的な人材育成や中小企業の事も知ってもらうためには有効である。今年度でも神戸の3大学と協力している。もの作りの方は、神戸製鋼やNECなど4つの代表する企業に協力いただき、工場見学や勉強会などを共同開催しているという。
次は、神戸市のコンペにより選ばれ、神戸市が推進する都心ウォーターフロント事業の中核をなす事業であることから観光産業の取組状況について説明をいただきました。
ホテルラスイート関寛之代表取締役社長は1973年生まれ、早稲田大学理工学部建築学科卒業後、大手建設会社に入社。
99年に独立、一級建築士事務所を開業。
2005年に神戸市のウォーターフロント開発事業コンペに当選し、株式会社ラスイートを設立、同社代表取締役社長に就任。
また、同席された檜山和司総支配人は25年を超えるホテル勤務の間に、3ツ星レストランに13年間在籍され、国際儀礼やパーティーの基礎は「オテル・ルテシア」(パリ)にて
学ばれている。
神戸地区の港地区全体開発の一環で当時7ヶ所計画されていたが、そのうちの半数がパブプライムで頓挫してしまった。
1995年の関西の震災後丁度10年を迎えた2005年に神戸市が人口150万人復活して、コンテナ取扱量も震災以前の水準に戻ったということで、マイナスからゼロに戻り、プラスに転じていこうと計画された事業。元々この土地は神戸市の駐車場だった土地。
坪は当時90万円の価格固定型コンペで、当時はミニバブルで通常の路線価の3倍ぐらいで取引されていた。90万円でしたので、250万円くらいで割安だった。プロモーションビューローで神戸市が活発に企業誘致をおこなっていた。今も活発に行われている。
開業後は神戸市のセミナー等でも利用していただき、神戸市に助けていただいた。
ホテルラスイート開業後、サブプライムのはじけたその年にオープンし、開業後は右肩上がり、国債格付け機関で日本初のSLH(スモールラグジュアリーホテルズ)への加盟。ミシュランガイドでも神戸のホテルとして2年連続最高評価を獲得されている。ラスイートは約120名の従業員数。稼働率88%。昨年度170億円の売り上げ。部屋数70室。部屋の広さは約70㎡でオールスイート、総合設計は自社で行った。
関寛之代表取締役社長は静岡県の沼津市出身。18年間在住していたという。委員の多家県議とはお父様が友人ということでした。奇遇です。
2009年に鳥インフルの影響を受け、キャンセル数が予約数の方が多い時もあった。
現在は、それも乗り越え平日も週末と変わらない稼働数を維持している。
結婚式の件数も大きく増加しているという。
オープン前の人材確保に苦労したが、現在では世界から問い合わせがある。
マーケットはインターネットが60~70%を占めている。近畿の楽天じゃらんは1位を維持している。
委員からの質問では、料金について聞かれ、33000円部屋代金、部屋し広さからすると割安感がある。金融に対しての説明が、オールスーイーとで前例がなかったため苦労した。東京スター銀行さんが理解をしてくれた。
関西県が50%、兵庫25%、外国人が2~3%、外国人が低いのは部屋数が少ないので低い。
ターゲットは国内で済めばやはりマナーや礼儀からして、成り立てば日本人が好ましいと考えている。
神戸のブライダルはまちがそういう売り出しをしている。神戸では17000件、それ以外の大阪などからの流入数が6500くらい確かあるので大きい。おしゃれなイメージからだと思う。
リピーター率は、他地域の展開は、ロケーションが大事なので、理知的に同様なポテンシャルのものがあれば考える。今後はもう少し利用しやすい価格帯も考えていきたい。
リピーター率は20%30%というところ。
最上級のスーイートルームを見学させていただきました。
独立行政法人MEDDEC(メデック)を視察いたしました。
メデックは、神戸市が推進する神戸医療産業都市構想の中核施設のひとつとして、 カテーテル・ステント・内視鏡・腹腔鏡等を用いた低侵襲治療や再生医療等の新しい治療器具や技術の評価・改良を推進し、医療関連分野における新事業の創造を促進するため、独立行政法人中小企業基盤整備機構が設置した公的賃貸施設です。
画像はミニブタ等を用いた医療従事者を対象としたトレーニングのためのオペ室です。
入居企業と地元との連携による医療機器用具の開発・改良のトレーニングの実施が行われます。
延床面積は3,600㎡です。