今回地元からの傍聴バスツアーは行いませんでしたが、県議になって傍聴ツアーを実施しなかったのは始めてのことです。少々さびしい気も致しましたが、熱海の地元の報道の方も遠くからお足を運んで取材してくださいました。
また、田形誠議員の紹介でヤマハ発動機労働組合の皆さまに傍聴していただきました。ありがとうございました。
さて今回は、一括質問方式を採用しての質問、昨年12月の代表質問の際には分割方式を採用しましたが、今一度一括質問方式と比較してみたかったこということもあり、この方式を選択しました。
質問項目は下記に記しましたが、いくつか要点をご報告いたします。
まず、地域の実情に応じた雇用対策についての質問に対しては、知事から「全県を挙げて取り組んできた「雇用創造アクションプラン」について概ね3万人の目標を達成した。
しかし、地域の雇用情勢に差がみられることから例えば議員ご指摘の熱海市では、宿泊業などのサービス業で短期的な求人多い一方、求職者の多くは安定した事務職を希望するといったミスマッチに対して、静岡労働局と県が協力して市が設置した「ふるさとハローワーク」において、求人、求職状況を踏まえたマッチングなどをきめ細かく努めている。
今後とも、緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用し、ジオサイトや温泉熱発電などの観光資源を案内する人材育成といった、地域の創意工夫による多様な「人づくり」や「産業人材の確保」に取り組むなど、地域の実情を熟知した市町と一体となって雇用対策を進め、さらに、官民一体となって産業成長戦略の検討を敬意進めているところであり、産業界や金融界とも連携して戦略を練り、推進することで新たな雇用の創造につなげてまいる。」とご答弁いただきました。
また、首都直下地震の被害想定公表後における伊豆東海岸の津波対策については、「観光や水産業などを生業とする住民の安定した生活基盤の確保とともに、景観や海浜利用等に配慮した地域のまちづくりの方針において、市町と共に、されぞれの地域の実情に沿った最適となる整備の在り方を検討しているところ。今後、具体的な整備案を決定し早期に進めていく。」とご答弁頂きました。
伊豆半島ジオパークの世界認定を見据えた公衆無線LANの整備促進についてでは、伊藤文化観光部長より、「今後、外国人旅行者の大幅な増加が見込まれる中、伊豆半島を含む全県を対象に、目標の500か所にむけて、先進事例やその効果を紹介しつつ、市町や観光団体、民間事業者に設置を働きかけていく。特に、外国人観光客が立ち寄る旅館・ホテル、観光案内所、観光施設等で優先的に公衆無線LANが使える環境整備を促し、外国人に優しい観光地づくりに努める。」とご答弁頂きました。
質問要旨は
1 地域の実情に応じた雇用対策について
2 首都直下地震の被害想定公表後における伊豆東海岸の津波対策について
3 伊豆半島ジオパークの世界認定を見据えた公衆無線LANの整備促進につい
て
4 動物の殺処分頭数を減らす取り組みの推進について
5 伊豆縦貫自動車道の大場・函南インターチェンジから仮称函南インターチェ
ンジ間の整備について
6 熱海高校の魅力向上の取り組みについて
7 振り込め詐欺等の特殊詐欺対策について
※県議会の録画中継をご覧いただけます。(27日の分は編集までもう数日かかる予定です)
http://www.gikai-chuukei1.pref.shizuoka.jp/