静岡県健康福祉部疾病対策課より、熱海保健所管内の20代男性がデング熱に感染したと発表がありました。
患者は、渡航歴は無く9月上旬に東京都を訪問しています。現在、感染経路について調査中ということです。
また、患者は9月10日に発症し、その当日と前日に、熱海保健所管内の勤務先にて、蚊に刺された可能性があることから、患者勤務先において、準備が整い次第、蚊の駆除を行うとともに、虫除けの設置など、蚊に刺されないための対策を実施予定ということです。
感染者については、現在自宅療養中で解熱しており、快方に向かっています。
静岡県内では、富士保健所管内の50歳代の男性に続いて2件目です。
県対策課では、これまでに静岡県内で蚊に刺されたことによる感染は確認されていない。
現在のところ、ワクチンは無く、忌避剤(害虫など有害動物が匂いや味などを嫌って作用し、 近寄らないようにするために用いる薬剤のこと)を使用することや蚊の駆除に加え、長袖・長ズボンを着用するなど、蚊に刺されないようにすることが大切です。
感染が確認されている場所等で蚊に刺され高熱等の症状が出た場合には、お早めに医療機関等で受診してください。