※西伊豆地区で17日夜から激しい雨の影響により土砂災害や床上浸水など甚大な被害が発生しています。
わたなべ周事務所の現地秘書及び地元議員と連絡を取り合い被害状況を確認中です。
避難所に避難されている方もあり、生活道路等の寸断もあるということや河川などの心配、衛生面なども不安があるということで、町の災害対策本部と県危機管理部との連絡を密にし、速やかな復旧のための要請を県へ我が会派である民主党・ふじのくに県議団として調整中です。
被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げますとともに一刻も早い復旧のため私たちも努力致します。
さて、話題は変わりますが、昨日18日県内唯一の有人島である熱海市初島にて「初木神社例大祭」が催行され参列させていただきました。
市指定無形民族文化財の鹿島踊りの奉納、神輿や獅子神楽などが連なる御神幸行列が行われました。
鹿島踊りの永年勤続者の表彰が行われ熱海市三田教育長から表彰状が読み上げられ、記念品が手渡されました。
表彰をお受けになった方は、保存会会員で30年勤続の田中和広さんと10年勤続の萩原利美さんの2名です。
長年の勤続に敬意を表し、お祝いを申し上げます。「おめでとうございます」
約7,000年前の太古から人々が住んできた初島。
島内には縄文時代早期後葉(7,000年前)からの遺跡が全域にわたって点在しています。
遺跡からの出土品である黒曜石の産地は、伊豆半島はもちろん90km離れた神津島や長野県霧が峰まで幅広いエリアに渡っており、太古の昔より人々が遥かなる海を越えて交流してきたことが分かります。
○初木神社
孝昭帝の御代に島に漂着した初木姫の伝説が残る初木神社の本殿下に、古墳時代(3世紀中葉~6世紀末葉)の磐座(いわくら・神が降り立つ場所で古代の祭祀場)の遺構があることが確認されています。
初木神社では毎年7月17日、18日に例大祭で鹿島踊りが奉納され、古墳時代から現代まで脈々と続く島の人々の霊場となっています。
古くから初木神社の神主を兼ねていた網代(熱海市南部)の阿治古神社の高杉家には、鎌倉時代のものと思われる初木神社の御正体の懸仏(かけぶつ)が遺されており、少なくとも鎌倉時代には初木神社が存在していたと推定されています。
また初木神社には観応2年(1351年・南北朝時代)在銘の改築に関する棟札があり、 当時18戸の家があった事が記録に残っています。
また初木神社の社殿の下からは奈良時代よりさらにさかのぼる古墳時代の祈りの場所である磐倉(いわくら)の後が発見されており、現在でも初木神社例大祭での鹿島踊りの奉納が島の一年でもっとも大 きなイベントとなるなど、古代から変わらぬ島人の信仰の中心になっています。