施設の名称からして、少し軽い感じは受けるかもしれませんが、観光が基幹産業である熱海市選出の私にとっては大事な視察です。
この浜松フルーツパークの視察目的は、財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社により管理運営されていたはままつフルーツパークは、平成25年4月から御殿場市に拠点を置く㈱時之栖を指定管理者として運営を開始しています。
経営を効率化し集客力を向上させて施設の活性化、魅力的で高い市民サービスの提供を目指しており、観光拠点としてのその活性化への寄与が期待されています。
昨年12月末から今年3月末まで休園して設備改修をおこない4月にリニューアルオープンした施設の運営状況と施設を視察させていただきました。
説明は時之栖テーマパーク部部長の山下剛取締役です。
昨年6月からここの指定管理者を探していたので、8月から市場調査をおこない、非常に大きな可能性があると感じました。
まず食という部分ではフルーツパークというからにはフルーツが食べられるかというと何も置いておらず、他に食べるものがあるかというとうどんそばカレーという、ここまできて美味しいものがあるかというとそういう環境ではなかった。
市が議会で認めていただいて、1月から3ヶ月休園して整えた。
市の予算はこのフルーツを管理して欲しいということで1億600万円の予算が組まれたのですが、うちの会長から30%はいいよと7600万円の補助金であとはうちがやることになった。いま約4億強の投資をしている。また、昨日からフランスからチームを呼び、この先の大池で噴水の整備をするのに6億の投資をおこなう。
成功しないと大変なことになる。
この噴水はかなりお客様を呼べるのではないかと思っている。冬はイルミネーションもある。
今現在の園内の成績は現在で13万人、昨年が通年で13万人ですので、3カ月で。240%の伸び率示している。3ヶ月で1億7000万円強の売り上げがでてきている。土曜日日曜日集中型、GW集中型。ある意味やりやすい。
一番は入園者に楽しさを与えるということ。子どもの遊具にも投資をしている。
食事については、御殿場高原ビールに入っていただいている。当初は浜松の餃子やラーメンとか美味しいものをテナントで入れたらどうかと考えたのですが上手くいかないのではないかと、いま320席のレストランをオペレーションしていただいています。
320席でも1日4000人も5000人も入ってくると足りない状況でお客様にはご迷惑を掛けている状況です。
ですが味やセンスは御殿場で養ってきた状況がありますので、非常にお客様の受けは良いと思う。
30分で500円のフルーツバイキングを実施している。ここも人気がある。ワインの製造もやって世界のワインを集めている。
8月のピオーネのワインの製造、高いのですが・・やる予定。
収穫体験で足りなくなる状況。桃もスモモも赤いものが無くなるくらいの状況。作っている人の励みにもなっている。
情報発信は新聞だとか広告だとかに頼らず、今はホームページに情報を出していったり、facebookでだしていったり、そういうことの方が感触が良い。奇跡のリンゴの先行上映をここでやらせていただきましたが、一晩で1400人ぐらいがそれを見てくれる。温泉でも広告で500円の割引チケットを出したとしても来るのは100人ぐらいしか来ない。応募は1500人ぐらいでちゅうせんで300人ということになった。
あとは音。毎週土日にコンサートとかをやっている。そういう積み重ねがだんだん楽しさに変わってくると思う。
第二東名から来る駐車場が早くうまるので第二東名の効果を感じている。
6次産業的なことも進めている。梅が残ることが想定されるので梅酒を独自で。都のブランドをつくりたい。近隣農家さんにも声を掛けておいしいものにしていきたい。梅ジャムなど。見たことないと思いますが、焼酎で梅を漬けて半年くらいで梅を出してその出した梅をジャムにする。これが非常にまろやかでおいしいというようなことです。楽しみにこういうものも作っていきたい。
説明を伺い、御殿場等各地で成功されている施設のノウハウを投入し、魅了あるテーマパークに再生していくという内容は言葉に力強さを感じました。経験と実績から来るものだと思います。
熱海市にも時之栖さんの来てくれないでしょうかね。。。