2012年4月10日(火)午前9時半より熱海市総合福祉センター5階の会議室において熱海市議会会派民主党・市民クラブ議員団主催の勉強会が開催され参加致しました。
今回の勉強会のテーマは、今、全国的にも問題になっている「生活保護について」ということで、しっかり地元の状況を把握しておかなければなりません。
お隣の函南町議会の廣田直美議員と静岡県教職員組合東豆支部の山本吉則支部長、渡辺周衆議院議員事務所の渡辺迅秘書も参加し、静岡県の東の玄関口でもあり、伊豆の玄関でもある熱海市の生活保護の状況を民主党・市民クラブ議員団の皆さんと一緒に学びました。
まず初めに、今回の生活保護(⇒生保)の状況説明をしていただく、熱海市社会福祉事務所長の三谷所長から挨拶をいただき、茨木生活保護室長と藤間副室長から、資料に基づき県内の他市町との比較など、熱海市の状況について説明を行っていただきました。
この勉強会で感じたことは、まさに命の問題と背中合わせの我が国の法律による仕組みであり、施行から60年余が経過し、社会状況が大きく変化し、リーマンショック以降、失業者、ワーキングプア、そして孤独死と社会問題が深刻化する中で国民生活最後のセーフティーネットとなっているのですが、増加の一途ということで、熱海市は現在県内でワースト2位平成23年4月の保護率は18.03となっています。全国平均は23年9月のデータですが、16.2、静岡県は低く、7.46パーミルです。
県では、就業支援事業などの施策を展開し、就労意欲の喚起、職業訓練受講に対する支援、求職活動の支援などの取り組みは実施中で多少なりとも歯止めを掛ける努力はしているようですが、なかなかこの経済状況下では難しい状況です。
資料からは県の取り組みに対する大きな成果はまだ見られていないようでした。