27日9月定例会の本会議にて一般質問を行いました。
質問内容について、要点をまとめてみましたのでご覧ください。
なお、数日後に静岡県議会ホームページにて中継録画及び議事録(議事録は2~3ヶ月時間を要します)が公開される予定ですので、その折にはまたご案内したいと思います。
答弁につきましては、後日改めてご報告いたします。
1. 県のNPO支援策について
今月の10日、東部・西部地域の交流プラザの見直しが公表されました。
県においては、NPO活動促進基金を設置しNPOの自立した活動に対して支援に取り組まれています。そこで、今回の見直しの視点である「NPOに対する中間支援」たる機能を充実・強化するため地域交流プラザの事業はどのように変わるのか伺いました。
2. 本県唯一の有人である初島について
まず、今年10年の節目を迎える静岡県離島振興計画の総括を伺うとともに、来年度から新たな計画がスタートするにあたり、どのようにこの計画が見直されるのか伺いました。
また、「熱海市初島住民等の命と安心・安全な生活確保の為の自衛隊への協力要請に関する嘆願書」が熱海市初島区より提出されたことから、国・県・市と共に現地確認等を協力して行ってきました。住民の積年の不安要因である離島の夜間救急搬送について、視察した自衛隊からの報告はどのようなものだったのか、また、この夜間の急患空輸に必要な医師の確保について県の見解をお聞きしました。
3点目は、高校がない離島出身の高校生の居住費・通学費を補助する「離島高校生修学支援費」が新たに国によって創設されました。山口県と長崎県においては、県費による事業費負担を平成24年度より実施する計画とのことでありますが、離島が有する特殊事情を考慮して、本県においてもこの対象となる初島の高校生の支援をするべきではないかと思いますが見解を伺いました。
3. 観光政策の更なる推進について
観光庁が新たに示した観光立国推進基本計画との本県の観光アクションプログラムとの整合性についてお聞きします。また、国内の経済情勢は依然厳しい状況下のなかで、東海地震や先般内閣府から発表されました南海トラフによる被害想定での風評被害も懸念されます。加えて最近の中国・韓国との領土問題による影響なども心配なところです。そこで、現在、進められているふじのくに観光アクションプランが策定後一年半を経過し、今後の施策展開について伺いました。
4. 県道路熱海函南線の今後の安全対策について
今年5月にトラックの過積載によるブレーキ制御不能により7名の方が重軽傷を負う事故が発生しました。県では関係機関と協議を進め、今般、対策案を取りまとめたと聞いております。県として、この事故を踏まえ、今後どのように当県道の安全対策に取り組んでいくのか方針を伺いました。
5. 水道事業の見直しについて
国勢調査で示された通り、全国が人口減少状況に転じていきます。このようななかで本県においても人口減は全県共通であり、水需要の変化が生じてきます。年々悪化する施設の効率性をこのまま見過ごすことは、企業局にとっても関係市町にとっても良いことではありません。県として市町と協力して県民のための安定した県の水道事業体制を構築していかなければならないと思います。そこで、今後水を供給する側と受水する側、双方良くなるために、実際に関係市町の将来まで含めた水需要など調査しているのでしょうか伺うとともに水需要の実態に即した契約水量の見直しが必要と思いますが企業局の見解を伺いました。
また、静岡県公営企業決算審査意見書でも指摘されておりますが、昨年の東日本大震災以降、東海地震は、東南海、南海地震と3連動で起きるという前提で、被害想定が示されるようになり、本県の地震対策も新たな局面を迎えています。加えて、先月29日、内閣府の南海トラフ巨大地震の被害想定が発表されました。今後、静岡県第4次地震被害想定が作成される予定ですが、その想定を踏まえた水道施設の耐震計画や危機管理体制の必要な見直しを行っていくなど、災害に強い施設、体制づくりに引き続き努められたいとの意見ですが、具体的にどのようにこの体制を構築していこうとするのか伺いました。
6. 教員採用試験における教職経験者への対応について
生徒や保護者からは、授業を受け持てば教諭と講師の区別はほとんどつかず、講師の立場から見てもその責任は教諭となんら変わりない状況であり、講師も教諭と同等の仕事をこなしているのが実際のところです。また、教諭と講師を比較しますと給与や休暇の格差も大きく、年次休暇のわずかな改善はおこなわれてはいますが、実情厳しい状態が見受けられます。
そこで、他府県で取り組まれている教員採用試験における教職経験者への対応について、本県との格差や取組について遅れが生じていると感じますので、教職経験者の講師及び非常勤講師に対する一部試験免除・処遇改善について伺いました。