7月9日、東京都内の民主党本部において全国幹事長会議が開かれ、静岡県連の代表として林芳久仁幹事長とともに参加致しました。
菅直人首相は冒頭のあいさつで退陣時期を巡る混乱などに関し「私自身の不十分さもあってご苦労いただいていることを十分承知している」と陳謝する一方、原発事故対応などに取り組む決意を改めて強調しました。
前列から二列目に座っていた私ですが、やはり菅総理から感じたものは、疲れた様子と心無しか総理としてのオーラが消えているような気がしてしまいました。
首相は冒頭のあいさつを終えると国会開会中ということもあって退席しました。
岡田克也幹事長は、「首相がいると話しにくいというわけではないんですけど」と切り出し、特例公債法案、2011年度第2次補正予算案、再生可能エネルギー特別措置法案の「退陣3条件」に早急にメドをつける考えを示し、第3次補正予算案の編成は「新体制の下でやる」と考えを示し、「幹事長会議も現執行部では今回が最後だ」と述べ、全国の幹事及び関係者に理解を求めました。
ストレステストをめぐっては、停止中の九州電力玄海原発を抱える佐賀県連が「海江田万里経済産業相が玄海原発の再稼働を要請した際、県連には事前の通知がファクス1枚もなかった」と、唐突な対応だったと訴えました。
原発をかかえる北海道連と福井県連からは、海江田氏が運転再開を要請した後に首相がストレステストを指示したことに関し「閣内不一致ではないか」と指摘、九電川内原発がある鹿児島県連も「もっとエネルギー政策をしっかりやってくれ」と要請がありました。
松本龍前復興担当相の辞任に関しては、被災地の宮城県連が「松本氏の発言が出たとたん、電話が殺到して仕事にならなかった。首相に任命責任があるのではないか」と厳しく訴えました。