3月2日、3日、静岡県議会2月定例会の議案が委員会に付託され、今期私が委員長を務めている厚生委員会を開催致しました。
27年度の施策など、自分が気になったものをご紹介いたします。
健康福祉部関係では、
第1号議案 平成27年度静岡県一般会計予算
歳出 H26当初予算 216,332,026千円
H27当初予算 229,870,708千円
差額 13,538,682千円
前年対比 106.3%
第49号議案 平成26年度静岡県一般会計補正予算
補正前の額 220,749,920千円
補正額 △8,692,312千円
累計額 212,057,608千円
「国家戦略特区」に係る本県独自の提案
提案の概要
「世界一の健康長寿イノベーション拠点の形成~健康寿命の延伸と先端医療産業の集積~」
具体的プロジェクトの概要
本県の健康長寿を支える土壌と、日本の医療連携産業をリードする研究開発力・生産力を最大限に活かすとともに、人材育成を核にした医科系大学・大学院(大学院大学)及び附属病院を設置(誘致)することで、「世界一の健康長寿イノベーション拠点の形成」を目指す。
今後の対応
国家戦略特区の指定に向けて、企画広報部や経済産業部とも連携しながら、引き続き粘り強く国への働きかけを行っていく。また、特区に指定された場合を含め、本県の医療水準向上のための基本構想の検討を行っていく。
生活保護の状況
県内の状況
静岡県:総数 30,718人
被保護世帯数 23,760世帯
保護率 0.83%
生活困窮者対策関連事業の実施について
平成27年度から施行される生活困窮者自立支援法及び改正生活保護法に基づき、郡部(県所管)において離職等で生活に困窮した人に対する住宅確保や生活保護受給者への就労支援など相談員体制の充実を図る。
・住居確保給付金・生活困窮者自立支援事業費・生活保護者就労支援事業費・生活困窮世帯学習支援事業費
認知症の人と家族を地域で見守り支える取組
福祉・介護人材の確保対策
子ども子育て支援新制度の推進
平成27年度 少子化対策の取組
新規事業
ふじのくに少子化突破戦略事業
子ども・子育て支援給付費負担金
イクボス養成プロジェクト推進事業
一般不妊治療(人工受精費助成)(H26創設)
特定不妊治療助成(新規ではありませんので詳しくは県HPをご覧ください)
男性不妊治療費助成
・外科的手術を伴う男性不妊治療
・限度額 15万円/回
・助成期間 5年間
・実施主体 市町 (負担割合:県2/10、市5/10、本人3/10)
・対象年齢 妻の年齢が43歳未満
ひとり親家庭交流支援事業
ピアサポート
面会交流事業
ひとり親家庭にランドセル等購入費用を助成
・補助上限3万円(補助率 県1/2 市町1/2)
・実施主体 市町(政令市除く)
障害者アスリートの育成等
発達障害者支援への取組
・療養施設職員向けの専門研修
自殺総合対策(外国人含まず)
24年751人
25年759人(8人増)
新規 ・若年層向け相談窓口・若年層に対する相談者等の人材養成 ほか
・ハイリスク者自殺予防対策事業
ゲートキーパー養成研修の実施
医師確保対策(ふじのくにバーチャルメディカルカレッジ運営事業)
新規・医学修学研修資金貸与事業
(新規:120人 継続:328人)(20万円/月)
看護職員確保対策
・養成力強化
・離職防止・定住促進
・再就業支援
がん対策の推進
昨年12月静岡県がん対策推進条例制定・施行
児童虐待・DV(ドメスティック・バイオレンス)の現状と対応
児童虐待については、画像を添付いたしましたが、5年前と比較して、相談件数は約1.5倍増加している状況にある。
一時保護の推移も5年前と比較して改善傾向に至っていない。
主な取組
児童相談所の強化
広報・啓発
・「児童虐待防止静岡の集い」
・児童防止虐待推進月間における街頭キャンペーンの展開
虐待予防・関係機関との要望連携強化
市町支援
・要保護児童対策地域協議会の運営充実のための実践的研修
・児童相談所による市町の相談対応に対する技術支援
里親・施設支援