平成22年12月21日(火)午前10時30分より静岡県議会本会日最終日が開催され、提案されている知事提出議案(第125号、第126号、第132号~第160号)及び請願(3件)の審議が行われ、常任委員長報告(総務、企画文化観光、くらし環境、厚生、産業、建設、文教警察)の後、常任委員長報告に対する質疑が行われ、討論では我が民主党ふじのくに県議団幹事長の林芳久仁議員が賛成討論を行いました。総額277億5500万円の一般会計補正予算案を含む36議案を可決・承認しました。補正後の一般会計予算は総額1兆1736億6900万円となりました。今定例会の注目案件として議論された来年2月23日の「富士山の日」に合わせたイベント開催費2300万円も全会一致で可決となり、15日の委員会審議で、この事業のイベント開催の意義に異論を唱えた自民改革会議も結局賛成に回りました。政府が検討を進める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)についての意見書を全会一致で採択した。意見書は、政府に対し「関係国との協議開始にあたっては国会で十分に審議し、農山村・漁村の衰退を招かぬよう対応すること」を求める内容となっています。
また、各委員会で議論・検討された県総合計画については常任委員会で全会一致を得た意見を提出することで合意していたため、川勝知事に提出したのは31件となりました。
今定例会が私にとっての初県議会となったわけですが、市議会で議会経験していたお陰で、落ち着いて議事進行を確認できましたが、予算額、議員数など、市議会とは違って規模も大きく、自分が熱海市の代表であることの責任をより強く再確認する議会となりました。
残念なことは、常任委員会が7つあり同時に開催されるために、市議会のように他の委員会の傍聴がほとんど不可能であること。しかし一方で委員会では十分に時間が与えられており、本会議での質問の事前と事後の委員会において2日にわたる集中審議を行う委員会がほとんどであり、この点は大変いいことであると感じた次第です。また、常任委員会のほかに決算特別委員会では12日間にわたる審議が行われていて数日間傍聴させていただきましたが、積極的な集中審議が行われていました。その他、議会運営のための議会運営委員会が選出された委員により開催され、その他にも重要な問題をより専門的に調査する必要があるときに設けられる特別委員会として防災拠点強化特別委員会・就航地交流推進特別委員会・産業連携推進特別委員会・過疎・中山間地域振興特別委員会の4つの特別委員会が設置されていました。
これから、多くの県内の諸課題、熱海市の関係する問題についての勉強を積み重ねていく所存です。