今日は午後から浜松市西区選出の田口章県議とともに西区大山町にある静岡県動物管理指導センターを視察致しました。
現在、県議会厚生委員会の委員長ということ、また、市議時代からペットについての取組をしてきたこともあり、県議会6月定例会においても本会議で動物愛護の質問をさせていただきました。今回、県の施設を確認するとともに現場の皆さんの声を聞いておきたいと思い訪れました。 また、田口議員にご紹介いただき浜松市が今年度整備した浜松市動物愛護教育センターも見させていただきました。この浜松市動物愛護教育センターはパート2で報告致します。
静岡県動物管理センターでは、
静岡県動物管理センター 所長 村松芳貴 様
静岡県動物管理センター 所長補佐兼動物愛護班長 山下昭広 様
静岡県生活衛生局衛生課 課長 高梨惠一 様にご対応いただきました。
県は管理センターが4つあり、あと浜松市と静岡市の6箇所
処分をしているのは県内2箇所ここと静岡市の動物指導センター
ここは静岡市以外の譲渡できない、引き取った犬猫をここで処分。
主は野良の猫で、全体の8割から9割。 犬の方が減るペース早い。譲渡の確率高く、また、仲立ちしてくれるボランティアもいる。県下でかなりのグループがある。県内280グループ。
動物愛護推進員平成24年32人を平成25年までに50人に。 静岡県動物愛護管理推進計画は、それを基本に県全体の譲渡頭数を減らす。新たな推進計画の数値目標で、平成24年度4,906頭を35年目標に10年で半分にしようと2500頭目標に。昨年と今年2年続けてこの計画順調に進んでいて頭数はどんどん減っている。目標を達成する状況にある。目指す姿としては「人と動物とが共生する社会」(命ある動物の尊厳を守ることと併せて、動物が人の生命、身体、財産を侵害することのないよう適切に管理された社会)
子猫自体が飼えないのにたくさん生まれてしまう状況。
野良猫対策。子猫生まれないように。
犬の処分が減った要因は、 迷い犬情報の公開。写真入りで1週間県のホームページで掲載している http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-510/seiei/protectedanimal.html
これが始まってから飼い主のもとに帰る件数増えた。これをやる前は2~3割だったのが、約50%弱くらいになった。 この飼い主のもとに帰らないうちからまた譲渡されていく。かなり減る。 今年もまた減る予定。 田口議員 facebookなど活用どうか。迷い犬 里親募集は。 ボランティアや愛護団体ホームページではやっている傾向ある。オープンデータにはしている。
ポッチとニャンチの愛の伝言板 静岡県動物保護協会に県の動物愛護業務を委託している一般社団法人。 各市町も正会員になって、市役所町役場ロビーに愛の伝言板を設置していただいている。例えば猫生まれたけどもらってくれないかなど。写真入りの伝言板観た人が譲渡を受ける。
現在、県内27市町33箇所 成立件数(平成23年度実績)489件(犬123、ねこ358、その他8)不幸な動物を増やさない。
※被災動物救護計画
①平常時のしつけなどを飼育者に啓発する
②被災時の組織と役割分担を決める
③被災後のボランティア活動への事前登録
避難で生活できるよう普段から慣らす 準備する 同行避難の考えで進めている。飼い主と離れないように。 主に小学校で動物愛護教室。ボランティアが犬猫つれてきて実施する。身をもって温かさを感じて命の大切さを教える。福祉施設の訪問。触れあってもらい会話を楽しんでもらう。
飼うことができなくなった犬猫の引き取り。
平成25年9月動愛法が公布施行され、何でも引き取るではなく、理由によっては断る。 引き取るケースよりも断るケース多くなっている。ポッチとニャンチ勧める。 このことによって遺棄事件が起きるのではと言われる事もあるが、長い目で見ればこれを続けることによってそういう事態がおこらないような仕組みにしたいが、これは少し時間かかる。やっていく必要ある。
犬猫病気に。引っ越し。飼い主自身が病気。猫は生まれちゃって、生まれた分飼えない。ケース多い。
一度は飼い主を探してもらう。どうしてもの場合は引き取るが。野良チャンの子どもが庭で産んじゃった場合は引き取る。それくらい。それ以外はほとんど新しい飼い主探してもらう。
保護した場合は、飼い主現れてくれるのを呼び掛けて1週間待つ。そのあとで譲渡できるかの審判を行う。ボランティアに引き取られること多くなった。譲渡できない場合は処分。
橋本 保健所に動物行くと犬は1週間、猫は5日間で処分と認識しているが。
実際はもう少しここで保護している。譲渡も性格等もあり審査期間がある。健康チェックを経る。判定の。 野良猫の子猫で、目の開かないような子猫の場合は難しい。500グラム以上で自分でごはん食べるこは譲渡対象となる。譲渡に協力してくれるボランティアグループが千葉県にある。 一般の人に譲渡されない子猫は全部そこが引き取ってくれている。「ライフボート」という組織で動物病院も運営している大きな組織、譲渡時に発生する協力費で運営されているということです。
NPO法人ライフボートhttp://www.lifeboatjapan.org/
犬猫から人にうつる病気の研究もここでやっている。たくさんあるが一番有名なのが犬の狂犬病で、犬猫に噛まれた感染症や食中毒の原因となるような菌を持っているケースが多いので被害が及ばないようにするにはどうしたらよいか、そのために一番主になるのが実態調査、どのくらいの菌を持っているかの研究。毎年テーマを決めておこなっている。検討委員会があり、地元獣医師会、動物保護協会、浜松医大、静岡と浜松の動物センターにも加わっていただいてる。
組織の説明
県の職員が4名(うち3名が獣医師)、非常勤が2名、動物保護指導班があり、ここには動物保護協会の方が3名、非常勤が1名。
ここは、車で通える方でないと、今まで一番遠い方で静岡の方。
動物愛護館があり、ここでは飼育講習会、ボランティア研修会、夏休みには子どもたちに夏休みのふれあい教室などおこなっている。
事務所は平屋で、処分場は3階になっている。地下1階と2階がある。処分は炭酸ガスでおこなう。炭酸ガスで意識を喪失させて、意識が無い状態で窒息させる。酸素を完全に抜き取って、意識が無い状態で安楽死にする。その後安楽死後は焼却、火葬炉でおこなわれる。地下2階が火葬炉、1階が処分室。犬と猫は処分室が別になっている。
1回の処分は何頭ぐらいづつか。
今は能力いっぱいまで使うことは無い。減っているので、数頭づつ、猫の場合は時期によって毎日に増える。この時期はほとんど生まれないのでない。
動物保護協会に委託でおこなっている
災害時のペットとの非難
今まで、神戸の地震対象だったが、東日本から様相が変わり、去年から本格的になって錬り直す必要あり動き出している。そういう避難所を積極的に運営してくれる市町も出てきて(三島市など)にモデル地区になっていただき、環境省も同行避難を打ち出していて、今後うまくいく形を検討していくことになる。
課題としては、災害時にペットと一緒に避難してもらい、家が大丈夫なら戻ってもらう。 家屋等がダメな場合、動物等も仕切って犬猫も飼う避難生活だが、アレルギー等避難者の理解が必要となる。東日本でも問題になった。受け入れず避難できないケースあった。
説明後、処分場と動物愛護館を視察させていただき、最後に慰霊塔にて拝礼をさせていただき亡くなった動物たちの冥福を心から祈りました。
心痛な画像もありますが、今回はみなさんに命の大切さをご理解いただくためそのまま掲載致します。
※画像の犬猫は譲渡される予定の犬猫です。使用許可をいただいております。転載不可ですので宜しくお願い致します。
1頭(匹)でも殺処分される犬猫が減るように皆様のご理解とご協力、何卒宜しくお願い致します。
ご対応いただきました県動物介護管理センターの皆様ありがとうございました。