3月26日(金)午後1時30分より熱海市役所4階B会議室にて熱海市農業委員会3月定例総会が開催されました。
今定例会では農業委員会の適切な事務実施について協議が行われ、平成22年度の目標及びその達成に向けた活動計画(案)が検討されました。案では認定農業者等担い手の育成及び確保で、現状、課題及び平成23年度までの目標が掲げられ、現状の農家数320戸(うち主業農家11戸)、認定農業者(ほとんど専業)11経営、特定農業法人0法人、特定農業団体0団体、課題としては傾斜地等の地形的要因、農産物価格の低迷等による農業経営状況から定年退職者以外の新規就農者がいないということが挙げられた。
平成22年度の目標案及び活動計画案では認定農業者1経営増、特定農業法人1法人増ということでまとまり、活動計画案では熱海市担い手育成総合支援協議会と連携し、認定農業者候補者の掘り起こし及び勧誘を随時行ってゆくとした。委員の皆さんから現状の厳しい農業状況も伺うこともできた。また耕作放棄地の解消については23年度までの目標として、現状管内の農地面積が393haで耕作放棄地の面積は39ha、耕作放棄地率は9.92%で、課題としては登記簿地目と現況が異なる筆で、農地再生が困難な土地の調査をさらに行う必要があることが挙げられ、22年度の計画案では1haの解消面積を目標とし、土地所有者の意向調査を行い、解消方法を相談することが提案され承認された。
現状農業を営む皆さんは次世代の担い手がない状況下で出荷価格の問題等も含め、大変厳しい現況である。この状況を克服するためには政府が進める個別所得保障等の必要性を強く感じるが国が調整する輸出入の価格の問題も大きな課題であると感じる。
コミカレねっとわーく
前日25日にコミカレねっとわーくの例会が行なわれましたので、遅くなりましたがご報告いたしておきます。
鎌倉古道の調査・整備や落書き被害の調査・消去活動などを積極的に行っているコミカレですが、今定例会では総会に向けた打ち合わせが主でした。来年度の事業計画案の協議では今年から始めている梅園の除草作業も継続することとなり、一段の充実する年となりそうですが、個人的にはどこまでお手伝いできるか心配です。