8日夕方、けたたましく自分の2台の携帯から緊急地震速報の普段聞き慣れない音が鳴り響きました。
ついに大型の地震が来たのかと、身構え、思わず身の回りを確認し、テレビのチャンネルでニュース速報を探しました。
内容は、午後4時56分ごろ、奈良県を震源地とし大きな地震が来る・・
しかし、10秒、20秒待っても揺れは無く、まさかこんな大げさな訓練は無いだろうし、誤報なんてはずないよなと一瞬頭をよぎりましたが。
しかし、誤報であっても一秒の遅れが命取りになることもあるので、もしものことを考えて、次の対応に行動を移せるように、街頭演説で使う大型ハンドマイクを玄関に用意してニュースに集中しましたが、その間も揺れはありませんでした。
結局、誤報ということが判明。
気象庁は午後6時15分ごろ、会見で「緊急地震速報の予想が過大でありまして、広範囲にわたり、大変ご迷惑をおかけいたしました。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
あってはいけないことです。
このことで被害が出ていないかが心配です。
実際に、和歌山県北部を震源とする地震が起きたということですが、体に揺れを感じる震度1以上を観測した場所はなかったということで、気象庁によると、この地震と同じタイミングで、三重県南東沖の海底地震計のノイズを地震の揺れとして取り込んで計算したため、間違った内容の緊急地震速報が出たという説明。
緊急地震速報の誤報は、2007年の運用開始以来、33回目で、誤報を出した範囲としては、過去最大になるといいます。
いざという時は、間違いを恐れずに速やかに緊急地震速報を出して欲しいとは思うものの、誤報が33回目というのはいただけないことでしょう。
こんな誤報を出して一体誰が責任取るのでしょうか。
誤報が出ないような対策はなにかないものか早急に検討するべきです。