昨日は爆弾低気圧の影響で市内の土砂災害や河川の状況が心配されましたが、今朝土木事務所に確認したところ大きな被害は出ていないということで少しホッとしました。
さて、本日は丹那神社例祭が福道町の丹那神社にて開催されました。
隧道工事殉職者67名の皆様、ご遺族御関係の皆様に謹んで哀悼の誠を捧げます。
同神社奉賛会の主催により、市や観光団体JR関係者等多くの方々が出席され隧道工事殉職者67名の慰霊を行うとともに、この英霊を祀っている丹那神社19回目の例祭を祝いました。
この例祭開催にあたり、奉賛会及び近隣10町内の関係者の皆様、そして毎年協力してくださっている笛例会、熱海鉄道同好会、大楠連、その他の多くの団体の皆様の支えがあり、今回も盛大な例祭が執り行われましたことに感謝を申し上げます。
さて、丹那トンネルの世紀の大工事から92年の歳月が過ぎようとしているわけですが、大正10年の崩落事故、そして、その後の西口の湧水事故、そして北伊豆地震による崩落事故等67名の尊い命が犠牲となりました。
今日の日本の発展、そして我がまち観光地熱海市の発展があるのも丹那トンネルのお陰と言えます。
その工事のおかげで昭和8年にトンネル貫通し、昭和9年に現在の東海道本線が開通したことに始まります。
その丹那トンネルの犠牲者に哀悼の誠を捧げ、鎮魂の意を持って地域の皆様を中心に英霊を祀るとともに一人でも多くの市民に丹那トンネルの歴史を知らしめると同時に感謝の気持ちを共有していただける貴重な機会と言えます。
熱海と日本の更なる発展のためにもこの丹那トンネルで犠牲になられた皆様のことを後進に語り継ぎ大切にしていかなければなりません。
祭典後、地域町内会の皆様の出店で豚汁や焼きそばをいただきました。