昨日5月14日、熱海市上宿町から中央町に向かう県道で10人が重軽傷を負う大きな事故が発生しました。
まず、この事故に巻き込まれケガをされた皆様に心からお見舞い申し上げます。
私は、銀座町での会合に出席しており、知人の知らせで私の事務所のすぐ下で大事故が起きたことを知り駆け付けました。
現場に向かう際に、サイレンを耳にしていて、既に救急が向かっていることや、現場は消防庁舎のすぐ近くなので、短い時間で到着するはずであることを考えながら現地に向かいましたが、到着するとあまりの現状の酷さに目を覆いたくなるような状況でした。
既に救急隊員や消防隊員が救助活動を優先に進めており、また、幸いなことに、近くの多田病院の先生が被害者の手当と搬送指示を行って下さっており、ドクターヘリの要請も速やかに行われたようでした。
特にトラックに激突された軽乗用車の被害が大きく、この車に乗っていた生後二か月の赤ちゃんと母親の容体が心配されましたが、昨夜命に問題はないという連絡をいただき一安心しました。
またトラックが突っ込んだクリーニング店も、私が大変お世話になっていて、店の外にいた奥さんに声を掛けると、奥さんはたまたま外にいて、他の家族の皆さんも無事であるということが分かり安堵しました。
この事故は、詳しいことはまだ分かっていませんが、笹尻から県道を下ってきたトラックが、熱海警察署下の上宿町付近でブレーキ故障を起こし、バスなどに衝突や接触しながら暴走してきた状況で、信号待ちをしていた軽自動車と正面衝突した勢いでクリーニング店に突っ込んだものとみられます。
「湯~遊~バス」と呼ばれる熱海市の観光バスと熱海消防署上の交差点で激突し、乗員乗客などもケガで搬送されました。
過去にも、この県道では梅園付近でバスがブレーキが利かずに死亡者を出してしまう事故が発生しており、地元住民はエンジンブレーキを併用し、気を付けて下ることを心掛けていますが、このトラックはレンタカーナンバーを付けており、聞くところによると地元のドライバーではないということでした。また、このトラックにはコンクリートブロックのようなものやショベルカーなどかなりの重量と想像されるものが積まれており、積載に問題はなかったかが気になるところではあります。
県道には、『エンジンブレーキ使用』という標識がいくつも並んでいおり、笹尻から梅園交差点の間に3ヶ所の緊急待避所が設けられているが、今回はその梅園交差点以降に発生しており、事故の原因調査と共に今後再発防止のための検討と対策を早急に進めなければならない。
しかし、画像でもわかる通り、観光バスのフロントガラスは吹き飛び、これだけの大きな事故で、死亡者が出なかったことは、不幸中の幸いであります。
速やかな対応をして下さった多田医院の先生はじめ、救急・消防・警察関係の皆様、近隣の皆様に感謝申し上げます。