画像があまり良いものがなく、議会事務局に請求中ですが、昨日行われました、こども県議会の様子をご報告をいたします。
平成23年8月19日に静岡県議会本会議場において「こども県議会」が開催されました。
私たち議員にも来賓としての傍聴案内が届いており、市議時代に経験した子ども議会では鋭い質問が飛び交い大変参考になった記憶があり、この日も年内の中学2年生の率直な意見や質問を期待して参加させていただきました。
熱海市からは熱海市立熱海中学校の露木快伽耶さんが選出され、「先日、皆さんも知っている通り東日本大震災がありました。静岡県にも同じような地震がいつ来るかわかりません。なので私は静岡県がどんな大きな災害にも負けない強い県になることを望んでいます。」と力強く、また堂々と挨拶してくれました。思わず「いいぞ~!!」と声を掛けたくなりました。また、三島市代表で日本大学三島中学校の田代夏希さんも熱海市出身ということで、夏希さんは「私は静岡県に生まれ育って本当に良かったなって心からみんながそう思える県になることを望んでいます。」と優しさと表情豊かに挨拶してくれて大変立派でした。
一日議員となた各地域の代表の中学生の皆さんが知事や担当部局長に提案し、川勝平太知事をはじめとする当局の皆さんが丁寧に答弁されていました。私の時にも是非中学生議員の皆さんの答弁と同じくらい丁寧で前向きな答弁をお願できればと・・
県内35市町から67名が参加、「みんなでつくる“ふじのくに”~私の理想郷~」をテーマに代表の8人が登壇し、質問に立ちました。自然エネルギーの積極的な活用を求めた三崎可南子さん(裾野市立富岡中)に、川勝知事は「素晴らしい提案で全面的に賛成する。県内の豊かな自然を生活の役に立つエネルギーとして生かしていきたい」と答えました。
米山侑歩さん(県立西部特別支援学校)は「住んでいる地域に車いすの野球チームを作り、思いっきりプレーしたい」と要望。大村慎一副知事は「野球が好きという熱い思いがひしひしと伝わってきた。障害者スポーツのさらなる普及に取り組む」と約束しました。
東日本大震災を踏まえて「津波対策や耐震補強がもっと進むような支援を」と訴えたのは浅賀優平さん(西伊豆町立賀茂中)。このほか、北川麻菜さん(磐田市立神明中)、山本一輝さん(藤枝市立青島中)、高橋香帆さん(河津町立河津中)、山崎幹さん(静岡市立高松中)、河原崎彩さん(組合立牧之原中)が質問を行いました。
最後に、宮脇尚登さん(清水町立清水中)が、社会への積極的な参画など5項目からなる「こども県議会宣言」を提案。全会一致で採択し、閉会しました。