橋本かずみ活動ブログ

民主党静岡県総支部連合会企業団体委員会視察

2月14日・15日の両日、民主党静岡県総支部連合会企業団体委員会視察が行われました。

2月14日は国営大井川用水、小水力発電建設現場視察、特種東海製紙㈱を視察後、企業団体委員会会議を開催致しました。

2月15日は、奥泉発電所、長島ダム、中部電力㈱大井川電力センター及び川口発電所を視察いたしました。

国営大井川用水、小水力発電建設現場視察については先般要点のみですがご報告いたしましたので、若干補足をして、その他の視察についてご報告いたします。

先日報告いたしました小水力発電の伊太発電所は農業水利施設の維持管理費低減を図るために用水路の改良に合わせて水力発電所の建設を行っています。農業用水路で発電を行う場合、一般的な水力発電と比べると規模が小さいために「小水力発電」と呼ばれています。

さて、まず、特殊東海製紙㈱の視察についてです。特殊東海製紙㈱島田工場の広大な製紙製造工程を視察させていただきました。また、サーマルリサイクルについても説明をいただきました。

環境問題への対応は国家的な課題であり、産業界には生産から販売・消費、さらには廃棄までをも含めた「循環型社会の構築」が強く求められております。なかでもエネルギーの多消費型産業である紙・パルプ産業では、将来的に資源の枯渇が心配される化石燃料や地球温暖化防止(CO2削減化)への対応として、特殊東海製紙では燃料転換の取り組みに力を入れ、主に生産活動の伴って発生する「古紙にならない紙くず」「廃プラスチック類」「木くず」を、重油や石炭に替わる固形燃料(RPF)に加工する「廃棄物の燃料化」を事業の中核とし、サーマルリサイクル事業を通じたゼロエミッション活動に貢献されています。

島田工場では、産業用紙や印刷用紙、家庭紙、特殊紙といった種類の紙の生産が行われ巨大な紙ロールやその切断状況などの工程も拝見させていただきました。

環境への配慮や負荷低減を追求する循環型を進める姿勢には敬意を表し、また地域再大企業として雇用について島田・横井工場で358名の社員を有していただいております事も感謝申し上げたいと思います。

その後、企業団体委員会の会議の中で川根本町と寸又狭温泉について、地元観光会長さんより、状況と地域県道などの整備の要望をいただきました。

寸又狭温泉では数年前から「日本一清楚な温泉保養地づくり」を目指して取り組んでおり、社会的役割も認識した地域活性を進めているということです。

現在、この寸又狭温泉に来るのに奥泉・寸又狭間は大型バスが通行できず、このことが観光交流の拠点として大変不利な条件となっていて4・5か所のカーブの改良が叶えられたらというお願いでした。

私も本会議で十国峠伊豆山線の道路改良を求めた経緯もありますので、その気持ちはよくわかりました。

また、南アルプスの最南端の名山「光岳」までも事実上行くことができなくなっていて、このことは本県にとってもマイナスということでしたので、地元選出の大池議員と共にアクセス整備等の検討を進めたいと思います。

観光流入人口もピーク時の4割になっていて大変厳しいということを伺いました。

15日は、奥泉発電所、長島ダム、中部電力㈱大井川電力センター及び川口発電所を視察いたしましたが、大井川発電所 大井川ダム 清水化パイパス(維持流量放流設備)計画概要も伺いました。

この清水化バイパスは、中部電力が川根本町から河川環境改善要望を受けた後、大井川発電所大井川ダム下流を対象とした河川の濁水対策について、学識経験者、川根本町、中部電力、河川管理者(国土交通省・静岡県)を委員とする『大井川ダム直下濁水対策に係る技術検討会』の審議を経て設置が計画された設備です。

長島ダム下流(大井川ダム背水端)に取水堰・取水口を設け、長島ダムから清澄な放流水を優先的に取水し、バイパス水路を通じて大井川ダム下流に河川維持流量(最大3.49m3/s)を放流します。平成25年6月完工予定です。

大井川発電所の概要

最大出力 68,200kW
最大使用水量 72.35m3/s
有効落差 112.73m
運転開始 昭和11年10月

本来その前のこの説明を行うべきでしたが、大井川水系の水力発電の現状について・・
大井川水系における電源開発の歴史は、昭和10年頃に遡りますが、現在その発電設備の合計は、最大出力で65万2570kWとなり、またこれらによる発電電力量は年間22億kWhであり、これは一般家庭の約61万世帯で消費される電力に相当するということです。
しかし、浜岡原子力発電所と比較しますと、13発電所の合計でも浜岡発電所の2分の1相当ということで、いかに原子力の発電力が大きいかが分かりました。また水力発電の大きなデメリットは水がなければどうにもならないということと、台風や長雨などで多すぎて水が濁ってしまった場合でも利用できない場合があるということでした。

また、ダムに流れてくる流木を有効利用した取組も行われておりチップに加工されマルチング材等にも利用されています。

今回の視察にあたり、国・県・市町の関係者の皆様及び島田市・川根本町、中部電力の関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

橋本かずみプロフィール

橋本一実(はしもと・かずみ)
1964年(昭和39年)10月20日生まれ、58歳
家族:母、妻、1男2女
住所:静岡県熱海市清水町5-17
●静岡県立熱海高校卒業(1982年度卒)
●株式会社東海プランニング代表
●熱海市交通指導員(2002年~)
●熱海市バドミントン協会会長(2008年~)
●熱海高校同窓会みどり会会長(2017年~)
●熱海ワイズメンズクラブ会員(1998年~)
●熱海コンパニオン協会会長(2018年~)
●熱海コミカレねっとわーく会長(2020年~)
【公職・政治歴】
●2002年9月:熱海市議会議員初当選
●2003年4月:熱海市議会議員再選
●2007年4月:熱海市議会議員3選
●2010年10月:静岡県議会議員初当選
●2011年4月:静岡県議会議員再選
●2014年5月:静岡県議会厚生委員長
●2015年6月:衆議院議員秘書
●2019年4月:熱海市議会議員4選
●2020年6月:熱海市議会第83代副議長

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