平成24年1月20日(金)市内のホテルにて、第14回伊豆半島6市6町首長会議が開催されました。
川勝知事を迎えて行われ、国・県及び関係機関への請願、要望や調査・研究などの平成24年度事業計画及び予算を決めました。
冒頭開催地の首長として斉藤熱海市長が挨拶し、熱海梅園梅まつり、熱海ブランド事業を紹介して歓迎の言葉を述べました。
川勝知事は「観光交流のためには、世界に向けての伊豆半島を発信していくことが大切。そのための手段としてジオパーク構想を推進している。また、交通網の整備も欠かせず伊豆縦貫道は命の道としても不可欠であり、最重要な課題として整備に取り組んでいる。」と述べ挨拶に立ちました。
会議の中で「伊豆をどのようにしていくのか、目標をしっかり定めて進んでいく必要があるのではないか。」という意見があり、また、「伊豆は共通ビジョンをもたないから、伊豆は一つという意識を持てない。伊豆全体を眺めてグランドデザインを描く必要がある。」という意見も出されました。
熱海市の斉藤市長は、「観光のみならず、医療や廃棄物など地域の連携が必要な課題は沢山ある。テーマをしっかり決めて、その具体策を考えることが重要だろう。そうでないと作っただけということになってしまう」と述べました。
今回は伊豆半島圏域における地域づくりの推進がテーマで、非常に大きい枠でのテーマでしたが、このチャンスになぜ斉藤市長はカジノ誘致の積極姿勢を示さないのか疑問でした。
熱海市は長年に亘り静岡県には予算要望と言う形、いわゆる書面で「カジノ誘致の」要望し続けています。
※平成24年度の県に対する重点要望事項予算要望内容(熱海市から静岡県へ)
『観光を基幹産業としている熱海市は、経済を取り巻く状況の悪化、観光志向の多様化等により観光交流客数が伸び悩むなど、大変厳しい状況におかれております。
このような中、平成14年7月に発足した「熱海・カジノ誘致協議会」を中心に、官民あげてカジノ法制化・誘致に向け努力しているところであります。
また、全国でカジノ法制化・誘致に向けて活動している7地域の団体とともに設立した「全国カジノ誘致団体協議会」は、会員も増え、カジノ法制化に向け積極的な連携・協力を図っているところであります。
国においては、平成22年4月に民主党を中心に超党派により「国際観光産業振興議員連盟」が立ち上がり、IR(統合リゾート開発)の中心施設としてカジノ導入に向けた議論が活発に行われてきました。昨年末には会長私案として「国際競争力のある滞在型観光と地域経済の振興を実現するための特定複合観光施設区域整備法(案)」が示されるとともに、関係省庁とのヒアリングが行われ法案提出のための準備が着々と進められております。
国土交通省観光庁においてもMICE誘致促進の観点からIRについて検討されるとともに、日本経団連等の各種団体からもカジノ導入を含めたIRの展開が、国際観光推進・地域振興の観点から必要であると提言があるところです。
県におかれましても、関係都府県とともに設立された協議会などを通じて、また、平成20年4月に発足した静岡県カジノ議員連盟におかれましても、カジノ実現のための法整備や地域振興について議論を進めていただいているところとは存じますが、今後、国の動きを注視し、引き続き、カジノ法制化及び誘致に向け、深いご理解とご支援をお願いするものです。』
本当にやる気はあるのだろうか???