平成24年1月20日(金)川勝平太静岡県知事が熱海市立澤田政廣記念美術館を見学してくださいました。
澤田政廣は熱海の廻船業、製材業を営む家に生まれた彫刻家です。
1894年生まれで、1988年に93歳で没しました。熱海名誉市民第一号であり、文化勲章受章者です。
93歳の時に勲一等瑞宝章を受章しております。
画像は彫刻作品の隠者(役行者・いんじゃ)の説明をうける川勝知事です。
田邉国治副市長、澤田家と親戚関係にある山田治雄市議、森田金清熱海市観光協会長、ミス熱海・梅娘の白石璃沙さんらと、そして、今回澤田政廣の御子息である澤田秀之助さんも知事の訪問にあたりお出迎えをしてくださいました。私も同行させていただきましたが今回熱海梅まつりが開催中ということで熱海梅園もご覧いただく予定でしたが、生憎の天候と梅の開花が遅れていることもあり、記念館を重点にご覧いただきました。
文化芸術に精通し、静岡文化芸術大学の学長を務められていた知事は木彫やブロンズ、墨彩画などの作品一つ一つを足を止めてじっくり鑑賞され、相磯浩館長や澤田さんの説明に熱心に耳を傾け、各作品に「非常に素晴らしい」、「色彩がなんともいえない」、「気迫を感じる」などと語り、館内敵所に掲示されている政廣の生前の言葉にも興味を示されていました。鑑賞後、知事は「もう感動でいっぱい。特に晩年になって純化された事を感じた。90歳の作品は年齢を感じさせない、生命の力が鎮静されている。素晴らしい生命力」また、力強い「生と性を作品に感じる。」まさに感銘を受けたと感想を述べてくださいました。