2013年3月20日、静岡市駿河区のグランシップにおいて静岡県立大学の学部・大学院、短期大学部の合同学位記授与式が開催されました。
学部卒業生540名、短大部卒業生214名、大学院修士課程修了者124名、博士課程修了者11名、計889名が学位記を授与され、留学生を合わせて927名が、即戦力として新たな道を歩みだしました。
川勝知事が公務で海外出張のため来賓を代表してまずはじめに祝辞を述べた森山副知事は、「富士山のあるこの地で富国有徳の人材づくりを進めている。富士山のもとで、富士さんを見ながら、また見つめられながら学べる大学は全国でも他になく、学ばれたことを誇りに、社会人としての人生が実りあるものとなるよう祈念する」と述べられ、小楠県議会議長は、お祝いの席でこのようなことを申し上げるのは少し気が引けると前置きした上で「残念ながら今の日本は若者が将来に対する夢や希望を持てる社会ではないと言われる。確かに経済の停滞や累積する財政赤字など重苦しい現実があるうえに世界のどこの国でも経験したことが無い急速な高齢化の波に誰もが漠然とした不安を感じざるを得ないところ。むしろこんな時代だからこそ何が起ころうと、決めつけず、悩まず、全てを受け入れ、強く、しなやかに生き抜く心のあり方が益々注目される。自在な心を持って自らの可能性を信じて欲しい」とエールを贈った。
卒業生を代表した答辞では、「研究を通じて大きく成長できたと感じています。周囲の人たちの支えに助けられてきました。いつも温かく見守り受け入れてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。4年間多くのことを学び成長を続けてきました。これもひとえに嘉納学長をはじめご来賓の皆様方、諸先生方や大学職員の方など、本当に多くの方々の支えがあってこそだと改めて感謝の思いを強くしおります。これから私達は学び舎から巣立ち、それぞれの道に進んできます。本学で学んだ事を活かし、これから起こる全ての事を糧とし、自分の道を切り拓いていきたいと強く思っております」と惜別の思いを述べてくれました。
改めて卒業生の皆様、ご卒業誠におめでとうございます。社会人としてのご活躍を心よりご期待申し上げます。
静岡県立大学ホームページ
当日既に卒業式の様子がアップされていました。(早い!)