来宮神社の大楠祭に参列しました。このお祭りは毎年樹齢2000年の大楠が新葉を付け、生命力に満ちあふれる5月にとり行われるお祭りです。
佐佐木信綱先生の歌に雅楽の曲を添え、優雅な大楠の舞と呼ばれる巫女舞が奏上されます。
来宮神社雨宮治興宮司のご逝去からまだ時間も過ぎておらず、まだ、宮司さんが亡くなったという実感が私には無く、あまりに存在感が大きかったことから、大楠祭りに参加の総代の皆さんも意気消沈といいますか伏し目がちで元気が出ない感じでした。
毎年恒例のこの大楠祭りは、予定通り開催ということでしたので参加致しましたが、宮司さんの大きく元気な声が今にも聞こえてきそうでした。
これからは、来宮神社を宮司さんの代わりに背負って立つ禰宜さんをみんなでしっかり支え、熱海市民の守護神としての役割を果たしていただきたいと願うばかりです。
この日神社には、多くの観光のお客様も来場され、新緑の眩しい、大楠の葉からこぼれる日差しのなかで新しい季節の息吹を感じました。