平成23年11月19日熱海市南熱海マリンホールにおいて平成23年度静岡県自主防災活動推進大会が開催されました。
天候不順、雨天の中での開催となりましたが、県内から多くの皆様にお越しいただきました。
式典で、小林佐登志静岡県危機管理監は「東日本大震災で強く感じたことは、郷土の機能が働いたところは被害が少ない。日々の訓練を重ね、もう一度原点に立ち返り、自助・共助、自主防災会を中心に地域の力を強化していくかが東海地震に対し大変重要」、齊藤栄熱海市長は「災害に時無し場所なし予告なしといわれるが、今まで以上の危機感を持ち、より安全な観光都市熱海を創っていきたい」と挨拶、私も来賓を代表して祝辞を述べさせていただきました。
「本日はまず地元熱海市での開催にあたり御礼申し上げます。本日自主防災活動に関して功績顕著で表彰されました皆様に対し心から敬意を表すとともにお祝いを申し上げます。ご存知お通り、本年は3月11日に起きた東日本大震災、被災地はもとより、本県もそして伊豆半島も大きなダメージを受けました。この状況を国民・県民が一致団結して乗り越えていかなければならないことは言うまでもありません。静岡県としても先ほど小林危機管理官からのお話にもあったように、ふじのくに危機管理計画を進め、現在県内の防災の総点検を行っています。ハード対策ももちろん重要ですが、財源や時間もかかります。ソフト面での対応はあまり時間も財源もかかりません。最大の効果の見込める今できることを確認しておかなければなりません。
現在ふじのくに津波対策アクションプログラムが策定され、「より高く・より遠く・より早く」避難できるよう取り組んでいくこととしております。防災活動の原点に立ち返り、自助・公助・共助の意識をしっかり認識するとともに更なる皆様のご協力をお願い申し上げます。」
式典後は知事褒章を受章した網代地区自主防災会の田中利明会長が事例発表を行い、群馬大学大学院教授の片田敏孝先生による「想定がいを生き抜く力」と題し、大津波から生き抜いた釜石市の児童・生徒の自主行動学ぶ講演が行われました。