平成23年8月7日熱海市観光港芝生広場及び臨港道路に於いて、第33回静岡県消防操法大会田方支部合同壮行会が開催されました。
快晴無風ということで大変厚い中でしたが、9月11日に静岡県の清水区にある静岡県消防学校に於いて開催される第33回静岡県消防操法大会に出場が決まっている熱海市消防団と伊東市消防団の合同壮行会ということで、熱海市消防団のポンプ車操法と伊東市消防団の小型ポンプ操法の展示が行われました。
両消防団の選手の操法は、猛暑で集中力が欠けることもなく素晴らしいものでした。
9月の県大会では是非、本日お見せいただいた操法を披露していただき、県内の消防団員の模範となる操法をお見せいただきたいと思います。
現在、静岡県では『富国有徳の理想郷ふじのくにづくり』推進のため、本年2月23日を富士山の日と条例制定し、新たな総合計画の取り組みがスタートいたしました。
災害対策におきましてもふじのくに危機管理計画を策定し、静岡県の災害対策の総点検を行い、安全・安心な理想郷づくりを進めているわけですが、静岡県は沿岸に面していることから、特に津波対策につきましては、東日本大震災の津波被害を踏まえ、例年7月に実施している訓練を前倒しし、「地震だ!津波だ!すぐ避難!」をテーマとして、5月21日に、沿岸市町において、地域主体の緊急津波避難訓練を実施したところです。
東日本大震災の教訓が県民の防災意識を大きく向上させた結果、参加者は昨年の10倍以上の8万人余となりました。この訓練の検証も踏まえ、地域住民と市町が連携して、避難ルートや避難地、避難ビル等の総点検を行うことで、現状の避難計画等の問題点を洗い出し、地域の実情に応じた的確な津波対策を推進していきます。
また、静岡県津波対策検討会議において、ソフト・ハード2つの部会を開催し、県として早急に実施すべき対策を進めてまいります。さらに、静岡県防災・原子力学術会議に津波対策分科会を設け、専門的、学術的な観点から津波対策への御意見を伺い、県や市町などの津波対策に反映していきます。
ふじのくに総合計画では、まず基本計画の第一に「命」を守る危機管理として消防体制の充実が掲げられております。
消防団の皆さまの活動がさらに活動しやすいものとなるように県議会も現場の状況を特に注視して努力を重ねていかなければなりません。
熱海市消防団、伊東市消防団の選手の皆さまの県大会でのご活躍を心より御祈念申し上げます。