5月28日(土)泉公園において第18回湯かけまつりが開催されました。
あいにくの雨となりましたが、湯かけまつりということで、その名の通り、頭からお湯を掛けるお祭りですので参加者にとっては雨など関係無く、はじめから雨くらいでは中止にはならないことが想定されていたようでした。
この祭りの由来は当地の湯が万病に効くことから、江戸時代には樽詰めにして御用邸や大名家に献上しており、人々はこれを「道中湯」と呼んでおりました。その献湯神輿の出発の際、道中の安全を祈願してお湯をかけお払いをする儀式を再現したのが、湯かけまつりで、現在ではお湯に感謝の意を込めて沿道でかけるようになったといいます。
午後8時過ぎ、フィナーレの泉公園にはお湯を掛けるために待ち構えた多くの子どもたちや地域の皆さん、観光客の皆さんも加わり、お神輿にお湯を掛けると一気に湯けむりが立ちのぼり一段と担ぎ手も気勢を上げ、さらに活気があがりました。
東日本大震災の影響で自粛が続き、観光地にとってはなかなか派手に大きな声は出せない状況もあるのですが、地域の文化はしっかり守りながら、被災地に為にも元気を出して、地域イベントも取り組まなくてはなりません。