平成23年5月20日、静岡県議会5月臨時会が静岡県庁本館議場において開会されました。
4月に行われた統一地方選挙後初の議会であり、午前10時10分に全議員が本会議場に集合し記念撮影、休憩後、全員協議会議開催され、副知事をはじめとする部長級職員のご挨拶がありました。
10時45分から開会された臨時会では、冒頭、東日本大震災の被災にてお亡くなりになった皆様へ黙祷が捧げられました。
続いて議長選挙と副議長選挙が行われ、議長に植田徹氏(富士市)が選出され、副議長には鈴木洋佑(浜松市西区)が選出されました。
引き続いて、会議録署名議員の指名、常任委員会の委員及び正副委員長の選任、議会運営委員会の委員及び正副委員長の選任、静岡地方税滞納整理機構議会議員の選挙、諸般の報告、会期の決定と進められ、知事提出議案の審議に入りました。
上程された議案は議案第88号平成23年度静岡県一般会計補正予算、第89号静岡県監査委員の選任についてで、川勝平太知事から提案説明がなされました。知事の説明ではまず始めに先に行われた統一地方選挙において当選した議員各位へのお祝いと激励の言葉が述べられ、これまでの危機管理の見直しと、総合的な防災力強化、それとともにリーマンショック以来の厳しい雇用、経済環境、なし崩し的に進行している少子高齢化対策への対応など様々な課題に直面しているとし、まずが危機管理に万全を期さなければならず、そして、徳のある人材を育て、経済を立て直し、県民の一人ひとりが安心して暮らせる、物・心ともに豊かな社会を築き、自立した地域をつくることが目標、その目標を実現するために本年2月に策定した静岡県総合計画をスピード感を持って実行することを県政運営の基本に据えて、「住んでよし 訪れてよし」「生んでよし 育ててよし」「学んでよし 働いてよし」の「富国有徳の理想郷”ふじのくに”づくり」に、全力を挙げて取り組んで参るとし、東日本大震災について、津波対策を含む危機管理について、原子力発電について、5月補正案については被災者支援・地震対策・経済対策・災害復興について、また、予算以外の第89号については監査委員のうち県議会議員選出の委員の任期満了に伴う後任の委員の選任について、同意を求め、報告第9号は、損害賠償事件の損害賠償額の決定及び和解について専決処分した報告がありました。