4月3日午前10時より、梅園町の丹那神社及び丹那隧道工事殉職者慰霊碑の前にて、丹那神社例祭・丹那隧道工事殉職者慰霊祭が執り行われました。
殉職者の皆様、またご遺族の皆様に心より感謝いたすと共に、ご参列の皆様に感謝申し上げます。
熱海温泉の発展の歴史には長いものがあり、特に、丹那トンネルの開通による大きな躍進は言うまでもないことですが、それは大きな犠牲の上に成り立っていることは、私たち一人一人が、心に留めておかなければならないことです。
さて、この世紀の大工事で亡くなられた皆様の慰霊祭は、様々な団体が、様々な形で行っています。その一つがこの慰霊祭です。
私が素晴らしいと感じるのは、地元の梅園町の皆様が丹那神社や慰霊碑の周辺の清掃や整備を永年にわたりご奉仕されてきたことが発展し、このような形での慰霊祭となっていることです。
関係者のみならず、近隣町内を始め、多くの協力団体の皆様と一緒になっての慰霊祭は、多くの市民に、丹那トンネルの歴史を知らしめると同時に、感謝の気持ちをひとりでも多くの皆様に共有してもらう貴重な機会と言えます。
この慰霊祭に、更に多くの皆様に参加してもらい、犠牲になられた皆様に感謝の気持ちを持ってもらうだけでなく、熱海温泉のこれからの発展についてあらためて考えてもらう有意義な慰霊祭となるよう、少しでもお手伝いさせていただきたいと考えています。