一昨日、このブログで報告致しました医療法人社翔健会熱海温泉病院の介護サービス事業所の指定取り消しについて、ご心配の声と問い合わせ等を多数いただきました。
県健康福祉部介護指導課に状況を確認いたしましたのでご報告致します。
熱海温泉病院の床数は170床、そのうち113床が医療床、57床が介護療養に使われており、
平成23年1月31日に指定取消になるのは介護サービス、つまり介護療養の57床であり、温泉病院の通常の医療診察ができなくなるわけではありません。
しかし、57床の介護療養の方に対して本来行われなければならないサービスが行われず、事業所の悪質な隠ぺい等もあり、制度の根幹にかかわる問題であることから、今回の処分となったことは大変残念であり遺憾です。
利用者の今後の受け入れ先の早急な確保とこのようなことが二度と起こらないように監督指導しなくてはなりません。
また、関連する医療法人系列の事業所等については調査で問題は見つからなかったということが分かり、今後、このほかの行政処分は無いようです。
ご存知の方も多いと思いますが、国際医療福祉大学の老健施設白紙撤回の問題についてその責任の所在がうやむやになりそうな中で、新たな公募により早期に100床の老健施設が泉の医療社団法人ちとせ会に決まり進捗中と伺っているわけですが、建設し入所できるまでにはまだまだ時間がかかり、現在待機者が約200人以上もいる状況の中で、今回のこの問題は改めて介護保険法と健康保険法、介護環境と介護行政を考える大事な機会であると感じています。