令和6年9月27日(金)熱海市議会は令和6年9月定例会の最終日を迎えました。
本来でしたら10時から本会議場で議長から再開が告げられ、議事に入るのですが、
この最終日につきましては、先週20日に開催された決算直別委員会におきまして、ウイーン少年合唱団熱海鑑賞会の令和5年度特別教育講演会開催業務委託料1,000万円に伴う疑問が生じたことから、
委員より、再度市当局に資料請求と説明を求めたことから、異例(自分の経験上)ではありますが、本会議最終日の前に、午前9時から決算特別委員会を再開いたしました。
再開された決算特別委員会では、業務委託の内容について、補助金の仕組みとは異なり、当該委託事業は会計報告の提出は必要ないものの、適正にこの委託金が使われたのか、提出された資料を基に議論が交わされました。
その中で、委員から、1200席の予算を組み、1人6000円で、約500人しか入らなかったことに対して、質問があり、
代表監査委員からは、本案件については委託料ということでありますので補助金とは性質が少し違う。返還理由があるのかどうか不確かのところ。現在のところ委託金と考えているので返還義務は発生しないのではないかと考える。
委員から、席数の見直しについて、質問があったが、今年も1200席の予定と答弁があった。
この委託に対して疑義があるかという質問に、代表監査委員は、予算が取れた後に執行された業務ですので、別段疑義はない。
委託料の監査の着眼点としては、事務委託に必要な件数や金額が予算上明確になっているかという観点の捉え方もあるので、委員の発言も一理あるのではないかと思ったので答弁に躊躇した。財務監査というとらえ方で、定期監査年に1回3部署ローテーション組んで3年に一度組んでいる、すべての委託業務をすべて監査しているわけではないのでご理解ください。
と発言がありました。
結果、この認定については、全会一致で認定されました。
またこの審議について、対象となった関係団体より、マスコミを通じて、議員2名に発言の撤回と公式の場での謝罪を求めた件で、委員から発言がありました。
私が議事録等を確認したところ、毀損にあたると思われる発言はなく、このことで、マスコミに申し入れをしたいという委員の発言がありましたが、
私個人としては、マスコミは民間であると共に、報道の自由がそもそもある中で、取材した事実を報道しているわけですので、議会として公平性に欠けるのではないかという趣旨の申し入れをすることはおかしいと感じ、私は申し入れには賛成しませんでした。
最終本会議は、予定よりも時間が遅れましたが再開され、上程された議案はすべてが全会一致、もしくは賛成多数で可決されました。