2020年10月5日、熱海市役所4階第一会議室において、第22回熱海市都市計画審議会が開催され、斉藤熱海市長から14人の委員に対し委嘱状が交付されました。私も議会を代表して議長や常任委員長と共に選ばれましたので委嘱任期の2年間、しっかり審議を尽くしたいと思います。
都市計画審議会とは、都市計画法の規定にもとづき、本市の都市計画に関する事項について、市長の諮問に応じて調査・審議することを目的に設置されるものです。
都市計画を定めるときは、行政機関だけで判断するのではなく、学識経験者や議会の議員、関係する県の機関や民間の代表者などから構成される審議会の調査審議を経て決定することとなっています。
「都市計画」はまちの将来の姿を決定するものであり、住民の生活にも大きな影響を及ぼすものです。
熱海市は過去、まちづくり条例や景観条例など地域性を鑑みた特別な条例を施行しています。
この日は、正副会長を選出、会長には明治大特任教授で東京大名誉教授の大方潤一郎さんが、副会長には東洋大教授の渡辺朗子さんが選出されました。
会の冒頭、斉藤市長は、「コロナで厳しい状況が断続的に続き、更に人口減少や少子高齢化などの課題もあり、計画的なまちづくりは不可欠になる」と述べました。
報告の中で、市は都市計画道路について、計画を決めた21路線のうち11路線が未完成、2路線が未着手であると説明、必要性と合理性を検証し見直した結果、温泉通り水口線、宮脇片山線、風越藪ノ内線、初川遊歩道2号線の4路線で計画の廃止を検討すると報告した。また、市立地適正計画についても説明があった。
現在コロナ禍の中、財政上の背景を含め、様々な見直しを余儀なくされますので、今後大変な作業になる様な気がします。
その前に、熱海市の総合計画について修正等が気になるところです。