静岡県は、6月を「土砂災害防止月間」に掲げて地すべり、がけ崩れ等の土砂災害から県民の生命と財産を守るため防災知識の普及、防災措置の充実を図るための重点実施期間としています。
静岡県熱海土木事務所用地管理課からの案内で熱海市内の急傾斜地パトロール実施され限られた時間でしたが現地視察致しました。
県土木事務所と東部危機管理局の職員の方と熱海市消防本部、危機管理室、熱海警察署、防災エキスパートの方に参加していただいて調査が行われました。
私は、午前9時10分桜ヶ丘公民館前集合の1班に加わり、桜木町の2箇所の急傾斜地の状況を調査致しました。
1班の本日の予定は7箇所です。1班と2班との合計は19か所となります。
①桜木町
②桜木町№2
③網代大谷
④網代旭町
⑤下多賀大久保
⑥上多賀風越
⑦八幡山
桜木町の2箇所については画像をご覧いただくと良くお分かり頂けると思うのですが、桜木町のの付近は急峻な地形ですので特に心配なところです。
県の専門職員の方が、崩壊防止施設の異常の有無。崖面の崩壊、クラックの有無。水路の埋塞等の状況変化など、目視や則面の施工状態、草木の状態など、異常の有無を確認。またモルタルやコンクリートの下の状態を上から叩いた音なども参考に、このパトロールによって状況を把握し、異常や危険箇所を発見又は予見した場合には、維持管理作業を実施します。また、急傾斜地崩壊危険区域標識の設置と損傷の有無も確認。代長との照合なども実施され、安全かどうかをしっかり調査し、また影響の予測される民家などにも声を掛け、住民からの情報聴取などして調査をおこないました。
現在この急傾斜地に関しては国の法案等の改正により、ハード対策からソフト対策へと変わってきているのが現状ということです。
現地で、施設に関して竹の生育が著しく、この竹の除去作業を求める地域住民の声がありましたが、予算により順次危険性の高い箇所から対応しているということで説明をおこなういました。
運搬や思ったより、作業費用は大きなものとなるということでした。
関係各位の皆様、雨天の中の調査お疲れさまでした。
ありがとうございました。