現在、第174回通常国会が開かれており、会期は、平成22年1月18日から6月16日までの150日間です。
4日午前、参議院の国会中継を見ていると民主党白眞勲議員が三世代にわたる「親孝行制度」を提言していました。与党議員の委員会での質問と言うこともあり、少々穏やかな感が伝わってきましたが・・
提言によると「子どもが祖父祖母にはるばる逢いに行くときに学校を休み扱いにしない」というもの、そのことによる効果は大きい。韓国では実施されている制度であるという。
示された試算では小学校1年生から6年生の児童は全国に706万3,606人で、そのうちの3割の子どもがこの制度を利用した場合211万9082人という数値を基に、旅費約1万円と仮定、おこづかい、玩具への消費、外食等で1万円、概算で2万円と考えると424億円の経済効果が見込めるという。
これに対し、 川端文部科学大臣が現在の教育制度のついて、インフルエンザなどでの学級閉鎖、忌引きなどの扱いが対象となっている現状であるが、個人的な旅行について、経済効果は理解できるものの、教育的見地から考えると難しいといった答弁だったが、そのフォローともいえる答弁を鳩山総理が「特区」のような取組みもあると、総理自らアドバイスを述べられていたが、テレビ中継は、ここまでで終わってしまった。
柔軟な発想から、ユニークな質問であると感じたのですが、しかし、現状の山積した問題の重要度と多くの問題が残されてる状況下で、このような質問は内容的に不満ということではありませんが、少々残念に感じました。
小沢幹事長の政治と金の問題、普天間の問題、高速道路の無料化等、子ども手当の支給についても賛否の声があがるなか、国民にしっかりメッセージを伝えられる貴重なテレビ中継は党としても、その有効利用をしっかり考えて欲しい。それに、パネルで示された資料についても、秘書がたくさんいる中で、この程度のものかと正直がっかりしました。
国民の政治不信が払拭できないなかで、せめて議論はしっかり交わしていただきたいと感じました。