4月9日に静岡県議会原発・エネルギー対策議員連盟の加盟議員の浜岡原子力発電所視察が行われました。
私のブログでは既に4月10日の日にアップしているのですが、検索にてご覧いただけるとおわかりのように画像についての撮影規制があり、概要のみのアップとなっています。
議会事務局通じて、当時の画像が手元に届きましたので改めて記載します。
今回の視察は、昨年7月に国が発表した新規制基準についての対応など、浜岡原発の取組の進捗を確認するとともに、一年前と比較してどう変わっているのかを実際の目で確認することが一つの目的、ということです。
説明では、従来の規制基準に加えて、共通要因による安全機能の一斉喪失を防止する観点から、自然現象や火災等に対処するための要求事項が新たに明記・強化され、また、重大事故等に対処するための要求事項等も新設されたということでした。
冒頭、挨拶に立った中部電力水谷総合所長は、「停止が長引きご心配をお掛けしておりますが昨年一つの節目を迎えた」と切り出し「国の新規制基準が示され、工事計画の一部追加、2月に適合性確認審査の申請を行い、適合できると確信している」と述べました。
また、「26年度が始まり、全体工事と4号機工事、来年上期を目標にしたい。色々な議論が出てくると思うが、1日も早く確認いただけるよう先を見据えて準備をしていきたい」「実力をためる1年としたい」とも述べられました。
今回、緊急時対策所や4号機のフィルターベント設備工事現場等を視察して回りましたが、画像の通り、海抜18メートルから22メートルに嵩上げする防潮堤の工事の進捗状況について、2015年9月末の完成予定と担当者から説明がありました。
私たち議員は、専門性を高めることを常に肝に銘じてはいますが、客観的にみる洞察的観点からも大変重要であると考えます。
地震・津波等の自然災害や、テロなどの予測不可能な事態にも対応でき、また、安全性の更なる確保が大きな判断のひとつであり、国民県民の命を守ることに繋がると確信しています。
しかし、数値や目標値など、専門家の考えや意見を考慮しつつも、実際どうなのか疑問も感じているところが正直なところです。
現場で見聞きしたことでの判断を求められるわけですが、大きなエネルギーの問題であるとともに、生活の安全安心のため判断をしていかなくてはと思います。
嵩上げした防潮堤、4号機のフィルターベント設備工事など画像ではみなさはどのようにお感じになるでしょうか。
もう二度と福島第一の様な事故をおこなさないように、震災の教訓をしっかり生かさなければいけないと思っています。