平成26年4月15日伊豆山神社例大祭が開催され参列して参りました。
天候にも恵まれ、穏やかな日差しが注ぐ中、社殿の祭儀では恒例の神子舞や実朝の舞が行われました。
この伊豆山神社は、頼朝と政子が忍び逢い結ばれた事から恋愛成就のパワースポットとしても多くの参詣者を集めています。
鎌倉の尼将軍と名をはせた北条政子は、伊豆韮山の小豪族の娘。伊豆韮山の蛭ヶ小島に島流しにあった源頼朝と恋に落ち、お互い結ばれることを望みました。
しかし、政子の父、北条時政はこの結婚に大反対。平家全盛の折、源氏の流人頼朝の前途は絶望的であり、また、源氏との縁組は北条家にとって命取りになると考えたからです。時政は、政子を伊豆国の目代山木判官平兼隆に嫁がせることを決めてしまったのでした。
婚礼の夜、政子は宴席を抜け出しました。日金七里の山路を越えて、伊豆山へ逃れ、足川の地にかくれ住みました。そして、阿闍梨覚淵の坊にいた頼朝は部下の知らせをうけ、政子と劇的な対面をしたのでした。その時、2人が出会った場所が伊豆山逢初橋の上と言われています。
伊豆山は、ひたむきな愛を育んだ頼朝と政子の歴史ロマンの地なのです。