昨日は滋賀県議会でしたが、今日は、兵庫県議会の視察、昨夜は神戸の三宮に宿泊いたしましたが、阪神淡路大震災からすっかり復興し、昼も夜も街は賑やかでした。福島第一原発視察から戻ってまだそう間もないので、神戸の完全復興は大変嬉しく思います。
さて、兵庫県議会も一問一答方式を既に導入しており、実は昨年9月に産業育成支援特別委員会の視察でこの兵庫県議会にお邪魔しており、この時議場を拝見させていただいておりましたが、その時はまだ静岡県議会は一問一答対面演壇は決まっておりませんでしたのであまり気にせずに、綺麗な議場だなという感じで見ておりました。
まず、我が静岡県議会の大石哲司機会運営委員長から視察受入れの御礼の挨拶をさせていただき、兵庫県議会事務局の善部修事務局長に歓迎のご挨拶をいただきました。
1.本会議における質問方式の拡大
・一問一答方式の実施状況
2.政策提案機能の強化
・常任委員会における特定テーマに関する調査研究
・参考人招致の積極的活用による委員会審査の活性化
兵庫県議会は89名の議員数。
本会議における質問方式について時間は、
質疑と質問は分離せず、代表質問は60分(質問40分、答弁20分を目途とする。)一般質問は45分(質問30分、答弁15分を目途とする。)(答弁を含む)
一問一答方式の導入の目的は、傍聴者等に議論をより分かりやすくするとともに、質問者と答弁者が互いに緊張感を持ちつつ質疑・質問を行うことで、本会議審議の充実を図るため、これまでの一括質問・一括答弁方式に加え、分割質問、分割答弁方式又は一問一答方式の選択的導入を行うこととした。
やはり、メリットは、滋賀県議会と同様で質疑・質問と答弁の対応関係明瞭になったため県民に分かりやすくなった。ということでした。
本会議の質疑・質問に関する確認事項として、
質疑・質問に直接関係の無い発言は慎む。
質疑・質問及び答弁の流れを逸脱しない範囲で、質疑・質問の冒頭においてその背景等を説明する発言、答弁後の質疑・質問に関連した簡潔・簡明な意見表明は、良識の範囲内で認める。
また、再質疑・再質問を行う際には、再質疑・再質問であることを発言の最初に明らかにする。
通告書に記載した項目の範囲内と考えられるものの、最初に発言のあった質疑・質問の要旨とは明らかに関係の無い再質疑・再質問、詳細な数字を求める再質疑・再質問は慎む。
あらかじめ準備した原稿を読み上げる等のセレモニー化した再質疑・再質問は慎む。
という申し合わせがされています。
インターネット中継やテレビ放映(2月)を実施しており、議員数が私たちの静岡県議会よりも多いことから議場はかなり広いことが想定でき、対面演壇での議員の表情が傍聴者から見えにくいと思うが、他県で導入されている大型モニターなどは議論されたのかを伺いましたが、財政面など検討したが、一回目の登壇時に傍聴席に向かっての登壇で二回目からの対面演壇では当面我慢していただくという方針とのことでした。
静岡県議会でも同じ議論で、スクリーンや大型プロジェクターについてはかなりの金額になることや壁にかかる重量が相当で安全面からも見合わせましたがほぼ同じ見解でした。
兵庫県議会及び議会事務局の皆様色々ありがとうございました。