平成22年1月17日(日)今日は多忙な一日でした。
まず、朝会社の業務を少々こなして、午前10時30分集合となっている「筆塚祭」に出席、その後、仲見世で振舞われている「貫一鍋」をいただいて、午後1時からお宮の松前で行われる「尾崎紅葉祭」と開催時間が重なってしまった文化会館で開催される「百人一首大会」に遅れてしまうお詫びをするため、市文連会長さんはじめ役員の皆さんの打ち合わせ会場に顔出しという感じでご挨拶に伺い、その後、お宮の松前で開催された「尾崎紅葉祭」に参列し顕花をさせていただき、それからまた自分の会社へ戻り従業員の面接(結構面接は土日が多い)を行い、夕方4時30分からホテルニューアカオでおこなわれました旭町二丁目町内会の重鎮でもある秋本薬局会長さんの叙勲のパーティーにご招待いただき、出席、その後、東伊豆山町内会の新年会に参加しました。いつもこんなに忙しいわけではありませんが、観光地ではあたりまえのことといえるのかもしれません。
ということで、はじめに午前11時開催の筆塚祭の模様をご報告いたします。
尾崎紅葉先生愛用の筆を祭る筆塚と句碑が立つ市内春日町の志ほみや旅館敷地内で「尾崎紅葉筆塚祭」が開かれました。
筆塚祭は、紅葉仙人筆塚保存会と桃山町、東田原町、桃山台町、田原町、田原本町の5つの各町内会により毎年行われている。筆塚は、昭和7年、志ほみや旅館前に建立され、現在のお宮の松あたりにあった横磯海岸の自然石を使い、紅葉が愛した筆を祭っています。
昭和29年には句碑が建てられ、碑文は金色夜叉の主人公・貫一のモデルといわれる巌谷小波氏が揮ごうしました。来宮神社の雨宮治興宮司により神事が執り行われ、参列者の玉串を捧げて、明治の文豪であり、熱海温泉の名を全国的に広めた紅葉先生のご遺徳をしのびました。
筆塚祭終了後、仲見世商店会で「貫一・お宮鍋」が振舞われましたが、長い列ができるほどの人気でした。私たちも列にならんで「貫一・お宮鍋」をいただきましたが、懐かしい「すいとん鍋風」で大変美味しくいただきました。また、今年初めてだと思いますが生バンド等の演奏も行われ大変賑やかでした。
午後は1時から熱海市主催の「尾崎紅葉祭」に参列いたしました。
齊藤市長の主催者挨拶では「尾崎紅葉先生のご遺族の杉山郁子さまにご出席いただき、ご親族の方にも出席いただいていることに心よりお礼を申しあげ、この紅葉祭が開催できますことに、新しい背景の中で是非皆様に芸妓衆におけるの寸劇や踊りなど、お寒い中ですが文化の香りを楽しんでいただきたいと思います。最後にご列席の皆様にお礼を申しあげると共に先生のご遺徳を心から偲びましてご挨拶といたいます。」と述べられました。
その後、米山議長、森田観光協会長の来賓挨拶でお祝いの言葉が述べられ、尾崎紅葉先生のご遺族代表として杉山郁子様が紅葉祭開催に対しお礼の言葉と「これからも熱海が賑やかな町になってくれることをお祈りしいることと思います。」と述べると共に、尾崎紅葉先生の曾孫に当たられる井上とおる様のご紹介がありました。続いて、来賓による顕花が行なわれ、私たち議員も顕花をさせていただきました。
その後、熱海芸妓衆の寸劇と踊りが行われ、「熱海常春」「金色夜叉」「春風がそよそよと」「三下がり甚句」が披露されました。