平成25年度熱海食品衛生表彰大会が熱海市昭和町の起雲閣にて開催され参列させていただきました。
熱海食品衛生協会の皆様におかれましては、日ごろから、食の安全・安心を推進するための自主的な衛生管理に積極的に取り組まれておりますことに敬意を表しますとともに私も消費者の一人として、皆様の活動に対し心からお礼申し上げます。
また、栄えある表彰をお受けになられた皆様におかれましては、心からお祝い申し上げますと共に本日を契機として今後も益々御尽力賜りますます様にお願い申し上げる次第です。
東日本大震災が発生してから2年が経過し、この未曾有の大震災に伴う福島原発の事故により発生した食品の放射能汚染問題は、大きな社会問題となり、県民の皆様の食品の安全安心への関心はこれまでにも増して高まっております。
県の検査によりますと、昨年度は、富士山周辺の野生きのこで基準値を上回った例が見られましたが、その他の農畜水産物については、いずれも検出限界以下か、検出限界に近い値であり、放射能汚染に関しましては、現在、県内で流通している食品の安全は、確保されているものと考えております。
また、昨年の暮れから年明けにかけて、全国的にノロウイルス感染症が流行し、静岡県でも、ノロウイルスが原因の食中毒が発生しております。
こうした中、県では県民の皆様に安全で安心いただける食品が提供されるよう、「しずおか食の安全推進のためのアクションプラン」に基づき、消費者の視点に立った食品安全行政を推進するとともに、皆様の御理解と御協力の下、「消費者の食に対する信頼性確保」、「生産から流通・消費における食品の安全確保」の2つの柱を基本に施策を展開しているところです。
皆様におかれましても、手洗いや従事者の健康チェックを一層徹底していただくなど、引き続き衛生管理の向上に向け、業界を挙げて御尽力いただきますよう御期待申し上げます。
結びとなりますが、受賞されました皆様の御活躍と熱海市食品衛生協会の益々のご発展、そして、本日ご列席の皆様の御健勝を心から祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。
※画像は水谷カメラさんからご提供いただきました。