前防衛副大臣の榛葉賀津也参議院議員の国政報告会が3月18日(日)菊川市の菊川文化会館アエル大ホールにて開催されました。
いつも大変お世話になっている榛葉参議院議員、なかなかゆっくり国政報告を聴く機会もあまりなかったので今回はどうしても調整がつけば行きたいと思っていました。
榛葉参議院議員は非常に話が上手く、非常に分かりやすく話してくれるので、多くの後援会等の支援者の皆さんが参集しました。
また今私たちが知りたいことや国政のポイントをしっかりおさえて、教えてくれますので私たち議員も大変勉強になります。
しかし、なぜ?と思ったのが今回のゲストスピーカー。新東改革代表の舛添要一参議院議員です。
どういうことなのかという疑問もありましたが、元自民党で厚生労働大臣ですので、どんな報告会になるのかといった興味も正直少しありました。
このことは榛葉参議院議員の国政報告の中で、“同期”ということで今回のゲストとしての講演をしてくださったということです。
榛葉議員の報告では、東日本大震災から一年、時間が止まったままの方々がたくさんいる。あっという間の一年だったが、無我夢中の
一年でもあった。政治家として国民のために今何をするべきか。今こそ強く「競争の社会から共生の社会」にしていかなくてはならない。裕福といわれるインドや中国やブラジルもどんどん台頭してきている。65億人のうち約40億人に人たちがこの富をむさぼろうとしている。競争でこの限られた水もエネルギーも食料も奪い合ったらこの世界やっていけるわけがない。
瓦礫の問題もそう。2250万トンといわれる膨大な災害廃棄物といわれる瓦礫があの被災3県にうず高く積まれている。岩手県1件で岩手県11年分、宮城県は19年分の瓦礫がある。今まで処理できた分は全体の6.2%です。誤解を恐れずに申し上げますが、この岩手県の瓦礫は放射能はほとんど関係がない。総論賛成各論反対ではいけない。宮城かいわいそう、絆が大切だと言いながらでも瓦礫は受け入れたくない。これが今の現状。ほとんどの市町の受入が全国でできていない。基地や発電所も一緒。今こそこの国の暮らしを日本人としてどう考えているのか。2250万トンのうち400万トンだけを全国にお願いしている。全体の18%。残りの82%は地元で処理しようとしている。2250万トンの廃棄物はいらなくて捨てたわけではないから災害廃棄物と言いたくない。瓦礫とは言いたくない。生きていた証なんです。働いてきた証。暮らしの証なんです。財産が瓦礫になってしまった。苦しみを分かち合わないといけない。安全な瓦礫なんです。実は議員連盟ができ、副会長になり全国をまわっています。静岡県は山田町と大槌町の14万トンを受け入れることになっている。裾野、西伊豆、富士、浜松と前向きになっていただいている。最終処分場の問題もあるのもわかる。
川勝さんは、静岡は流石、静岡方式を取り入れている。木材だけを手作業で分別し、チップにしてもってくる。岩手の皆さんは感激している。静岡の皆さんが真っ先に受入の表明をしてくれたと。岩手県は皆さん静岡のお茶買うと言っている。本当です。巨大消費ですよ。
そして、もうひとつ競争から共生へ。日本の国政のダメなところばかり報道されていることも事実。国会議員、問題の方もいるが、皆さんから選ばれた国会議員、そうだめな人間ばかりが国会議員やってるわけではない。まともな方もいっぱいいる。本当は。そこはなかなかマスコミに出てこない。田中大臣がコーヒー飲んでいたがニュースになる。これが事実。もう少ししっかり報道してほしい。
さて、社会保障と税の一体改革。もらうかたは少しでも多くもらいたい。払う方は少しでも少なく払いたい。若い方は特に。もらう側と払う側。この国の高齢化社会をどう支えていくか。支えていく側が減っている。日本が元気で税収が増えていけばよいが、この15年間で経済日本は伸びていない。フランス・イギリス・アメリカはこの15年で2倍。オーストラリア3倍です。インドは4倍。中国5倍に経済が増えました。平成に入って日本税収は減り、どんどん歳出はどんどん増えている。平成6年に赤字国債を大量に発行し始めた。建設国債は長期間ローン。赤字国債はその場しのぎの単年度の借金、これが増えてしまっている。自民党最後の麻生政権では、借金の金額が税収よりはるかに多い。税収が39兆円で借金が50数兆円、11年前に私が国会議員に出る時に、この国の借金は400兆円と訴えた。たった10年で、今やこの国は1000兆円です。2.5倍、何に使われているか、年金なんです。10から7人に一人を支えていた年金が、やがてひとりが一人を支えなくてはならない。毎年、80万人人口が減っていく。大変なこと。働く人が減っていく。だからTTPも賛成反対あるかもしれないが、TTPどうこうだけでなく世界の皆さんとどうやってお付き合いをして内需だけでなくて、もの作り日本として、中国やインドにアピールし、この国の農業をどう守っていくか。
そしてその延長線上の社会保障をどう支えていくか。そのためにどのように税金を上げていくか。上げるのが嫌なら先輩たちに年金を下げてもらうご理解が得られるのか。どうこれからの子どもたちや働く世代につけを回さないためにも何回も言います。今や、競争から共生。世代間の競争ではなくて何が今できるのか。2015年までに私は消費税だけではないと思っている。消費税は逆進性が高いですから、ただ消費税が一番経済に与えるダメージが少ない事も事実です。なぜ2015年かというと、昭和21年、22年、23年と高度成長時代を支えたまさにベビ
ーブーム団塊の世代の巨大な働き世代の先輩たちが2015年に年金をもらう側になる。日本は借金がたくさんあるが、なぜギリシャのようにならないかというと、国民の預貯金が1千500兆円あるからです。これを全部日本人が持っているから。国債を1千兆円発行いている。しかし、この国債も日本人が全部持っている。96%日本人。これから生まれてくる子どもたちのために、大変大切な政策なんです。私たちも増税したくはありません。少なく払ってたくさんもらいたい。皆様のご理解とご意見たくさんいただいて明日から真摯に国会の現場でそして地元で働いて参ります。