平成24年1月16日都内のホテルにて民主党2012年度定期大会が開催されました。
私は前日の15日から行われました民主党全国政策担当者会議・民主党全国幹事長選挙責任者会議に民主党静岡県総支部連合会の代表として林芳久仁幹事長とともに出席致し、この大会へ向けての議案に関しての議論を行いました。
政策担当者会議・幹事長選挙責任者会議の議論内容については改めて詳細をご報告いたしたいと思います。
定期大会で野田総理大臣は、消費税率の引き上げに必要な法案の扱いに関連して、「参議院に送って野党に『この法案をつぶしたらどうなるのか』と考えてもらう手法も採用したい」、「政治全体の責任が問われている時に与党だの野党だという言い訳は通じない」と強い口調で述べ、与野党協議に応じないとしている自民党や公明党などの対応を含んだ挨拶をしました。
野田総理大臣は、15日夜の役員親睦会の席では付けていなかった眼帯をつけていたので少々驚きましたが、公邸で目の下をぶつけたということでした。あいさつの中で、野田総理大臣は「不毛な政局談義はやめ、大局に立って身を捨てて国民に奉仕をする。これが、今、民主党に一番求められていること。今、崖っぷちに立っているのは民主党ではない。日本と国民だ」と述べ、党の結束を呼びかけました。
そのうえで、野田総理大臣は消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革について「国家公務員の給与削減を含めた聖域なき行政改革と政治改革を実施したうえで、必ずやり抜く。代表選挙で表明したこと、約束したことは貫く決意だ」と述べ、実現に強い決意を示しました。
また、野田総理大臣は「みずからが痛みをまず受けなくてはならない。議員の定数や待遇はみずからを律しなければならない」と述べ、消費税率の引き上げに国民の理解を得るためにも国会議員の定数や歳費の削減に取り組む考えを強調しました。そして、野田総理大臣は3月末に国会に提出するとしている消費税率の引き上げに必要な法案の扱いに関連して、「各政党に政策協議に応じてもらうよう心からお願いをしていく。野党にどうしても理解してもらえない場合は、法案を参議院に送って、野党に『この法案をつぶしたらどうなるのか』と考えてもらう手法も、ときには採用したい」と述べ、与野党協議に応じないとしている自民党や公明党などをけん制しました。
そして、欧州危機を挙げて「対岸の火事ではない。風と炎は日本に届きかねない」と、今年度末に国と地方の債務残高が1千兆円を超えることを念頭に懸念を表明しました。
さらに、野田総理大臣は、衆議院の解散・総選挙について、「『出直しをして解散をしろ』という野党に対しては、やるべきことはやって、やり抜いて、民意を問うことをはっきり宣言したい」と述べました。このあと、大会では、代表の任期を現在の2年から3年に延長することや、任期途中の辞任に伴う代表選挙には、新たに都道府県連の代表者も参加できるようにすること、それに、外国人には代表選挙の投票を認めないことを盛り込んだ、党規約などの改正案、また2012年度の予算案が了承されました。