平成23年7月15日来宮神社例大祭、16日は御神幸祭が行われました。
15日は午前10時に来宮神社例大祭神事に出席し、午後は日頃お世話になっている地域にご挨拶しながら関係する町内で宮神輿を担がせていただきました。今年は宵宮祭の14日から3日間天候には恵まれました。
今年の祭典は3月11日の東日本大震災の影響もあり、当初は中止も検討されたようでしたが、観光地が沈んだ雰囲気でいるよりも、元気や活気を観光地が出すことこそが、財政支援などの被災地支援につながることになるわけですし、被災の2次災害から自己努力で立ち上がることこそ今必要なことであると思います。
被災地では多くの被害者と、いまだ多くの行方不明者がいることを思いつつ、心から哀悼の意とお見舞いを申し上げ、一日も早い復興をまずこの例大祭に於いて祈念するとともに、我が国の暮らしが穏やかなものとなるように祈らずにはいられませんでした。
来宮神社のホームページによると・・
おおよそ、今から1300年前、和銅三年六月十五日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。』と告げられ、村民達が探し当てたのが、この熱海の西山の地でした。
また、御神前に、麦こがし、百合根、ところ、橙をお供えしたところ喜んで召し上がった伝えられています。
この六月十五日(新暦七月十五日)に来宮神社の例大祭・こがし祭が行なわれ、熱海の氏子は海岸に出て、当時を偲んでお祭りします。
と言うことです。
御神幸祭で天狗がまく“麦こがし”を頭からかぶると、無病息災と長寿になること伝えられ、当日は麦こがしをかぶろうとする人々が多く集まってきます。