次に、ナイトクーポンについてお聞きします。
熱海料飲連合会が主催し、後援として、熱海市、熱海商工会議所、熱海市観光協会、熱海温泉ホテル旅館協同組合が名を連ね、本年、2月22日から4月15日まで実施されました。
具体的なクーポンの内容は、3000円のクーポンを1000円引きの2000円で販売し、午後6時から飲食店で利用ができるというものであり、利用可能店は、飲食三団体加盟店および市内飲食店(ナイトクーポン取り扱い可能店)ということで、このクーポンについては大変期待されたわけですが、まず、このクーポンの成果について市としてどう分析されたかお聞きします。
< 立見観光建設部次長 答弁 >
私からは、ナイトクーポンの成果についてのご質問に、お答えいたします。
夜の賑わい創出事業として、熱海料飲連合会にお願いした「ナイトクーポン」事業については、額面3,000円のクーポンを2,000円で3,500枚発売いたしました。使用期間である本年2月22日から4月15日の間、78店舗で3,437枚の利用がありました。
購入者の居住地を見ますと、3,342枚分の95.5%が熱海市内であり、市内需要の掘り起こしにつながったものと考えております。
【 橋本一実再質問 】
ナイトクーポン事業を実施して、トラブル等がなかったか?
< 立見観光建設部次長 答弁 >
昨年度実施させていただいたナイトクーポン事業について、事業を主催いただいた熱海料飲連合会及び他の団体から、とくに大きなトラブルはなかったと伺っております。
ただ、チラシ等への表記の仕方や、販売場所を複数設けたことから、一人当たりの購入可能枚数を超えた利用があったという可能性はあったものと考えております。また、一部店舗でナイトクーポンが利用できないというような事例があったとの報告を受けております。
【 橋本一実再質問 】
今、熱海の夜は、昼間の駅周辺と比較すると非常に歩いている方が少ない感じがいたします。だからこそ夜のご商売をされている方たちは耐え忍んでいるというところもありますが、こういう取り組みについては慎重を期してやっていただきたい。危険性としてチケットが利用されず換金されてしまう恐れもあった訳だが、今後、同様の事業を行うとした場合の改善点などはどう考えているのか。
< 立見観光建設部次長 答弁 >
飲食三団体の皆様には、日ごろより、熱海市及び観光協会のイベント等に積極的にご協力をいただき、率先して汗をかいていただいております。今回の事業を行う上でも、そのような不正はなかったものと考えますが、議員ご指摘のとおり可能性としてその恐れがありましたので、今後、同様の事業を実施する場合には改善が必要であると考えます。
昨年度の実績報告時には、販売場所を1か所に絞ることなどの対策や、適正に使用されているかを確認するための手立ての必要性についての認識と、改善についての考え方を聞いているところです。
【 橋本一実要望 】
ナイトクーポンの実施には、公金を投入しており、しっかりとした制度設計をお願いします。