会期は10月17日までの23日間です。
会議の前に、人事異動にて島根悟前県警本部長が出向、その後任として、西川直哉新警察本部長の紹介がおこなわれました。(画像3段目)
県民の生命・財産を守るため県警のトップとしての活躍をご期待申し上げたいと思います。
さて、川勝知事からの県政の概要報告では、総合防災訓練、富士山火山防災対策、国土強靭化地域計画策定、内陸のフロンティアを拓く取り組み、富士山静岡空港新幹線新駅、リニア中央新幹線建設における環境への影響、沼津駅周辺総合整備事業、花の都づくりの推進、少子化対策、産業成長戦略の推進、伊豆ジオパーク、世界遺産富士山、主要国主要会議(サミット)等の誘致、スポーツを活用した交流の促進、地域外交、富士山静岡空港、危険ドラッグ対策、事業レビューについて等の説明がありました。
この中で、知事は、JR沼津駅付近鉄道高架事業に伴い、県が沼津市やJR貨物と協議し、沼津市原地区に最新式の新貨物ターミナルを整備する方針を示しました。現在の貨物駅機能の原地区への移転について言及したのは初めてのことです。関西の貨物ターミナル視察や日本貨物鉄道社長也会長と面談し、これらを通じ「最新式の効率的かつ静かに荷役作業のできるターミナルが整備されれば、現在想定されている首都直下型地震などの災害が発生した場合、まさに国の有事に際しては沼津が重要な役割を果たすことができることを確信した」と述べました。
新貨物ターミナルは、「平時においては待避機能を主とするものになる」と強調し、騒音対策などを含め地元住民に配慮する考えを明らかにし、コンテナを本線上で列車からホームに積み降ろしができる着発線荷役(E&S)方式を取り入れる案を示しました。
また、「有事の際に貨物取扱機能が発揮できるよう、平時でもわずかとは言え、貨物取扱を非常時に備えて行っていなければならない」とも述べました。
加えて、鉄道で分断された南北地域間の連絡の利便性と防災機能を向上させるため、平時には富士山が見える展望台ともなる歩行者用の立体横断施設を先行して整備する方針もあらためて示しました。
知事はこのほか、富士山静岡空港新幹線新駅について、空港需要の増加が見込まれる「2020年東京オリンピック・パラリンピック」に向けた供用開始を目指し、全県を挙げて取組と言及、また、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)競技会場の本県誘致に向け、来月末に組織委員会に申請書を提出する考えを明らかにしました。
一般会計補正予算の規模は、21億8,500万円です。上程された29議案の審議がスタートです。