地元報道に熱海市名誉市民の彫刻家沢田政綱先生の記事が載っていた。
戦時中、戦闘機の搭乗員「荒鷲(あらわし)」の彫像を制作したというもの。
記事では内閣情報局が刊行した雑誌によると、
航空局が4人以上の荒鷲を生んだ母親たちの功績をたたえようと、
政綱に少年飛行兵の彫像を依頼し、36人にクスノキの木彫像を贈呈したという。
このころ政綱も学童疎開していた長男の健康を願って同様の大きさの「百々太郎」(ももたろう)という木彫をつくっている。
息子を亡くした母親たちの気持ちを鎮めるためにつくられた像であり、政綱はどのような思いだったか。
私も3人の子を持つ親として戦争の悲惨さについて改めて考えてみたいとこの記事を見て感じた。
近いうちのこの像を見に行こうと思う。