県ホームページの掲載は現在準備を進めているとのことですが、先般ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、
静岡県健康福祉部が「軽度・中等度難聴児への学習支援事業」を開始致しました。
障害者手帳の対象とならない軽度・中等度の難聴を持つお子さんへの支援として、学校等の集団場面での補聴を助けるFM補聴システムの送受信機の貸出(無料)事業を9月の新学期の授業開始にあわせ、開始されます。
この取り組みは、補聴器購入助成を求めて署名活動を展開してきた「中等度難聴児の親の会」が4万6千人もの署名を集め6月に県に提出。
県がこの要望を受けたもので、私達、民主党静岡県連と民主党・ふじのくに県議団も親の会を支援することを決め署名活動に微力ながら協力しました。
この署名活動の協力のきっかけは、熱海市の内田耳鼻咽喉科の内田實医師から協力要請があったことと、昨年我が会派の高田泰久県議が12月県議会本会議にてこの問題を取り上げていたことから、私が高議員に相談し、県連と会派で協力することとなりました。
中等度難聴児の親の会の望月代表は「使い方の工夫次第で役に立つ。無料貸し出しがあれば、難聴の子どもや教員が使い心地や効果を試すチャンスが広がる」と述べています。
貸し出しの窓口業務は県乳幼児聴覚支援センターに委託し、まずは試行的に5セットを用意。需要に応じ貸出数を増やす。対象は両耳が30デシベル以上70デシベル未満で医師の診断書で必要とされた18歳未満の難聴児。貸し出し期間は原則6カ月だが、状況によって延長もできる。
県内の18歳未満の中等度難聴児数は約470人(推計値)
FM補聴システムは、FM電波を利用して話し手の言葉を送信機(マイクロホン)を通し、聞き手の補聴器に接続した受信機に直接送る。周囲の物音や話し声により補聴器を使っても聞き取りにくい状況を改善できる。学校の授業で教師が黒板の方を向きながら話した場合でも聞き取れるようになる。
県立総合病院内の県乳幼児聴覚支援センター<電054(247)6111>で、8月から申し込み、相談を受け付ける。
県は同会が要望している補聴器購入費の助成についても検討しており、私達民主党・ふじのくに県議団もこの要望実現に向けて今後も協力を進めていく。
※画像の左から順に「送信器」、「受信器」、「補聴器」になります。