昨日、衆議院で税と社会保障一体改革法案の採決が行われ、渡辺周議員からのメッセージが届いた。
『本日、税と社会保障一体改革法案の採決が行われ、私は賛成票を投じました。
社会保障関連費の増大とともに、もうすでに予算編成は厳しい現状であり、税負担をお願いすることは避けられない状況にあります。
負担が増えた分は間違いなく安心が増大したという制度をつくっていかなければなりません。
併せて、自民党政権が作り続けてきた税負担以外にも公定料金など直接・間接に課されてきた国民の負担を見直しています。
戦後、一党中心の長期政権が作りあげてきた、ニッポンの社会構造を必ず変えていきます。』
衆議院議員 渡辺周
私もこの数カ月、色々考えました。
民主党については、確かに国民の期待に添えずに、高く掲げ過ぎたマニフェスト、国民を失望させてしまった事実には素直に反省しなくてはならないと思います。
今の民主党が決して良いとは思っていませんし、増税にもろ手を挙げて賛成するわけにはいきませんが、この我が国の課題山積の局面を乗り越えるには消費増税は避けて通れない、乗り越えなければならないひとつの大きな壁であると考えます。
私達地方議員は地道に地域活性を願い懸命な活動を続けています。
年間自殺者は3万人を依然超えた状態、生活保護者の著しい増加など、私たちの生活は一向に良くなってはいません。
増税に反対することは簡単です。しかし、ならばその財源や変わりの施策を具体的に示さなくてはなりません。それをせずに反対することはただの野党と同じです。
我が国の1000兆円とも言われる借金、毎年1兆円づつ不足していく社会保障費。
議院定数の削減、公務員改革、本来、先に取り組み、国民の皆様に信頼していただき、全ての無駄削減を果たした末に増税の実施をするならばまだしも、そのことがほとんど棚上げになっている状況です。この真正捻じれ状態のなかでの増税は、2年後の実施とは言え裏切り行為といわれても仕方がないのかもしれません。しかし、今が辛抱の時であると判断し、私も消費増税に理解を示し、賛成の意思を表すことと致しました。
観光地熱海では、まだまだ経済状況が厳しいなかでの増税には理解は得られていないと感じますが、社会構造を変えるという強い信念を持つ渡辺周衆議院議員と共に力を合わせて全力でこの国の将来のために働いて参ります。
静岡県議会議員 橋本一実