2010年1月6日(水)JR静岡駅前のホテルセンチュリー静岡において、連合静岡議員団会議第5回総会、ALWFトップセミナー、2010年労福協・連合静岡賀詞交歓会が開催され、連合静推薦議員の一員としてご案内をいただき新年のご挨拶に伺いました。
今回は、第二部で慶応義塾大学経済学部教授でテレビでもお馴染みの金子勝氏による「政権交代と日本経済のゆくえ」と題したトップセミナーが開催されるということで楽しみにしていました。
約1時間半の時間でしたが、「あっ!」という間に時間が過ぎるほど密度の濃い政治経済のお話を聞くことができました。
なかでも民主党に対しての状況分析と言いますか、現状について、マニフェストに対する期待と不安を解説され「工程表をつくって国民にわかるように進めないと」ということと、「マニフェストの見直し」を行うこと、子ども手当については画期的施策であって、女性の立場に立たないとダメで、子どもは社会全体で育てていくべき、お金持ちでも受けていた扶養控除等の不公平な制度をなくしたことは高評価できると述べたが、このままでいくと、公約であった官僚体質の改革が進んでおらず、予算においても、政治任用、官僚組織による88兆プラス民主党の努力の7兆で計95兆、入れ替わらなければ削減はできないと厳しい口調で訴え、政党政治の幻滅が怖いとも語った。未曾有の不況を脱出することは2010年は厳しいが、民主党が3年もてば自民の利権構造は壊せる。
しかし、民主党はマニフェストの原点をしっかり考え直し、不退転の決意で瀬戸際に立たされたと思って望むべきで、「高齢者医療制度などは廃止せずに裏切り行為だ」と厳しく指摘され、なるほどなと思わせる説得力のある講話で大変勉強になりました。
第三部では「連合静岡&県労福協 新春賀詞交歓会」が行われ、川勝平太静岡県知事が来賓としてご挨拶を行った。