8日午後、伊豆スカイラインの土砂災害現場を視察調査致しました。
5月2日から降り続いた豪雨の影響で道路ののり面が崩落し、亀石峠インターチェンジから冷川インターチェンジで通行止めとなっており、(伊豆スカイラインGCまでは通行可能)開通の目途が立たないほどの被害状況といことで県道路公社に連絡を取り、現地に駆け付けましたが、やはり現地を見ると思いのほか大きな被害になっていることが分かりました。
延長約130メートル、幅約35メートル、高約8メートル、全体で3万5千㎥の土砂災害で、堆積土砂はまだ2万㎥あるとのことでした。
また、崩落現場を見させていただき、クラックも確認されており2時的災害の予断を許さない状況が実際に確認できた。
また、堰堤について39年に施工されており、管理する東部農林事務所にも設計図が保管されていない状況の様で今後の状況を国・県と共に明日現地視察を行い協議されるということでした。
現地には、伊豆市の大石副市長、杉山市議議長らも現地視察に来られていました。このスカイラインの下方に町道が通っており、その町道もこの土砂の影響で不通となってしまい被害の箇所から3キロほどの地点に集落があり、孤立集落となってしまったということで、復旧を急がなくてはならないということでした。
この土砂災害が起きた山林は民間所有のものであり、まだ所有者と連絡がついていないということでしたが、このような山林の場合、永い年月持ち主が変わっておらず、速やかに連絡がつかないことが多いということです。
このスカイラインでは、山林などのパトロールを道路防災点検という形で定期点検を行っており、この付近も点検しようとしていた矢先の事故であったということでした。
現地で、静岡県道路公社東部管理センターの大村係長さんに先導していただき、崩落土砂の山の頂上付近まで登り、実際の災害規模を自分の目で確認させていただきましたが、降雨量でこの土砂災害発生以前に通行止めになっていたため、自動車など人身被害が起きなかったことは、不幸中の幸いだったと感じました。
天災の影響では、なかなか防ぎようのない土砂災害ではありますが、このところの自然災害も地震を筆頭に竜巻や豪雨など予想がつかないことが本当に多く想定外も想定した対策を考えていかなくてはならないのかも知れません。
一刻も早く、復旧できるように最善を尽くさなくてはなりませんので、速やかに会派で協議し、県・国への要請を行いたいと思います。